洗濯機の「底上げ台」、初めて聞く方もいらっしゃるでしょう。
名の通り、洗濯機の足元に設置することで、高さを変える道具のことです。
この底上げ台で、ストレスを解決できました!
しかし、メリットもあればデメリットもあり…そこも詳しくお伝えします。
今回は、そんな洗濯機の底上げ台についてご紹介します。
この記事を読んで分かること
・使ってみて思うメリットとデメリット
・高コスパなおすすめ商品
洗濯機置き場の構造
洗濯機置き場は、防水パン(洗濯パン)と呼ばれています。
これはプラスチックでできており、洗濯機に関するトラブルを防ぐために設置されています。
トラブルの例がこちらです。
- 洗濯機が壊れたときの水漏れ
- 天候による結露で床が腐る可能性
- 排水ホースの劣化や接触不良
- 排水溝の詰まり
防水パンは、もしもの備えなので、設置するかしないかは自由です。
実際のところ、最近の住宅事情だと設置しない人も増えてきています。
ただ、絶対に水漏れしないという保証はありませんので、設置の優先順位は高くていいでしょう。
少しの水漏れだと洗濯機で隠れてしまい、発見した時にはカビが繁殖していたなんてことも…。
防水パンの種類
出展:楽天市場
洗濯機の防水パンは、大きく分けて2つあります。
- フラットな板状
- 四隅が高くなっている
外側から洗濯機を見ると、高さが床からギリギリですよね。
洗濯槽の真下は空洞になっているため、平らでも排水ホースの設置にほぼ支障はありません。
でも、排水溝の位置が、洗濯機の真下や奥側にあるのはちょっと厄介。
洗濯機と触れてホースに負荷がかかったり、排水溝の掃除がしにくくなったりするからです。
四隅が高い防水パンは、そこまで考えられた設計なんですね!
洗濯機の底上げ台の種類
出展:Amazon
底上げ台の種類は、主に2種類あります。
- 洗濯機全体を持ち上げる
- 四隅にブロック状のものを4つ置く
全体を持ち上げることで安定感が増し、揺れや騒音を軽減する効果が得られます。
商品によっては、滑車が付いているもの・高さ調節が可能なものもありますよ(ご紹介は後ほど!)。
底上げ台のおすすめの高さ
高さは、用途に合わせます。
掃除のしやすさだったら、10㎝がベストです。
それより低いと、男性の手は入りにくい可能性があります。
ちょっと高すぎると思う方は、6㎝アップを選びましょう。
(身長165㎝・縦型で+6㎝:高さは丁度良かったんですが、防水パンに阻まれ床掃除がしづらいと感じました。)
レンガやブロックは代用品にならない
ここで思うのが、「専用の底上げ台じゃなくても、ブロックやレンガで代用できるかな?」ということ。
レンガ1個あたりの値段と、専用の商品を比べると、レンガの方が安上がりです。
…だとしても、専用商品をおすすめします!
レンガは洗濯機の揺れ・音に適応せず、騒音被害や傷を付ける恐れがあります。
また、処分に困るのもレンガの特徴。
ブロックやレンガは「産業廃棄物」の分類になり、一般ゴミで捨てられません。
自治体から、産業廃棄物処理業者を紹介してもらう必要があります。
底上げ台のメリット
底上げ台を使うことのメリットは、以下の通りです。
- 洗濯物が取り出しやすい
- 洗濯機の下が掃除しやすい
- 通気性が上がるためカビ予防になる
- 物を落としても取りやすい
- 振動音が緩和される
深くかがまなくても良くなり、取り出しがラクに。
身長が高めな人にとって、とても嬉しいメリットですね!
反対に、身長が低めだと取り出しにくくなるため、高さごとにシミュレーションしてみてください。
底上げ台のデメリット
重い洗濯機を持ち上げなければならず、設置するのが大変です。
縦型洗濯機の平均は約50㎏、ドラム式は80㎏近くになります。
洗濯機の買い替えや、引っ越しの機会もそうそうありませんよね。
でも、洗濯機の動かし方を工夫すれば、底上げ台を設置することができます。
ケガや破損を防ぐため、協力してもらえる人がいれば頼みましょう。
底上げ台を入れる方法
やり方は簡単で、洗濯機を斜めに傾け、足元の隙間に底上げ台を置くだけ。
手順は以下の通りです。
- 洗濯機の中身を空っぽにする
- 奥側の足の位置を覚え、洗濯機を手前に倒す
- 浮いた足の下に、底上げ台を置く
- 今度は洗濯機を奥側に押し、手前の足を浮かせる
- 先ほどと同じように、浮かせた足の下に底上げ台を置く
- 水準器がズレていないか、確認したら完了
水準器(すいじゅんき)とは、洗濯機が水平かどうかを確かめるものです。
引用:Panasonic
小さい円の中に気泡があれば、使う上で問題ありません。
水準器が付いていない洗濯機で、稼働時の騒音や脱水の不具合が気になる場合は、底上げ台を置き直してみてください。
洗濯機を斜めにしていいの?
ぱっと見は分かりませんが、洗濯槽は中心に吊ってある状態です。
それを横向きにすると、洗濯槽が正しい位置からズレたまま(床側に沈むような状態)になります。
もし車で運んだ場合、重力や振動で一部に負担が集中し、故障する可能性があるんですね。
ご紹介した方法は、少し傾けるだけなので大丈夫ですよ♪
底上げ台のおすすめ商品
洗濯機の底上げ台に種類があるため、その中でおすすめする商品をご紹介します。
防水パンのサイズや脱衣所の広さ、予算を踏まえ、検討材料になれば幸いです。
ふんばるマン
出展:楽天市場
ふんばるマンは口コミの評価が高く、私も使ってる商品です。
滑り止め加工&高さのある縁により、振動で足がズレ落ちることはありません。
お求めやすい価格で、防水パンの形状を気にせず使えます。
こちらは、高さ+6㎝の商品です。
あげピタくん
引用:楽天市場
ドラム式なら、+10㎝のあげピタくんが最適です。
特許を取得したハニカム構造のおかげで、なんと1000㎏の耐荷重があります。
長めの本体ですが、重さ・振動・揺れの対策はバッチリ。
全体的な質の高さは、静音設計にも反映されています。
伸縮式 洗濯機置き台
引用:楽天市場
防水パンが無い・キチンと床掃除をしたい方向けに、キャスター式はいかがでしょうか。
十分な底上げがありながら、360度回る車輪はロック付きで安定性を確保しています。
「洗濯機の下はキレイにしきれない…」、なんて声は過去のものと言える商品。
移動式なので、排水溝の掃除もスムーズですよ。
まとめ:洗濯機の底上げ台でプチストレスをなくそう!
洗濯機の底上げ台は、掃除のしやすさだけでなく、体の負担も軽減できる便利グッズです。
洗濯で感じるストレス…それを解消するのに一役買ってくれますよ!
電気屋にも売られていますが、ネットの方が参考になる口コミがありますし、商品の比較がしやすいです。
洗濯機の寿命を考えずにずっと使えるので、ぜひお試しくださいね。