「体を動かすと口から息がもれる」、それが気になっている人は少なくありません。
もしかしたら病気なのかも…と不安になるでしょう。
今回はねじり運動で起こる症状について、詳しくご紹介します。
私も同じことで悩み、調べたら原因が分かりました!
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・体をねじると呼吸しなくても空気がもれる。
・体をひねると喉から空気が出る感じがする。
上半身をひねる・ねじるのがキッカケ
ネットの知恵袋で、多く質問されているこの症状。
呼吸じゃないのに空気が出てくる、しかも聞きなれない音だとちょっと心配ですよね。
同じ人の意見をまとめると、運動やストレッチ中に起こっています。
- 体をねじると、肺から空気が出てくる感じ。
- 体をひねると、気管らしきものが開閉する感じ。
- 肩を動かして左右にふると、勝手に呼吸してるみたいになる。
さて、これらの共通点は上半身を動かすことです。
感じ方が人それぞれなのは、ハッキリした場所がよく分からないためでしょう。
口から空気がもれる感覚のみなので、「喉・気管・肺に何かあるのでは?」と推測する人がほとんどでした。
安静時には起こらない
キッカケから分かるように、この症状は休んでいる時に起こりません。
そのため、胃や食道から出るげっぷとは違います。
げっぷは何度も続きませんが、運動時の方は体を動かす度に空気がもれます。
また、げっぷが出る時は、食後や胸やけなどの要因があるため見分けやすいでしょう。
肺が圧迫され空気がもれていた
風船のように柔らかい肺は、体をひねったり曲げたりすると圧迫されます。
その圧迫により、肺の中の空気が気道を逆流するのです。
詳しい説明がなくとも分かる、シンプルな理由でしたね。
人によって、ヒューヒューではなくゼイゼイと音が鳴ります。
どちらも理由は同じなので、心配しなくて大丈夫ですよ!
運動誘発性発作の可能性も
運動誘発性喘息とは、激しい運動により引き起こされる喘息の症状です。
これは、換気量が増える他、気道の乾燥・アレルギー物質の吸い込みにより気道が狭くなるため。
気温と湿度も関係し、どちらも低い冬場がなりやすいと言われています。
この症状が出たら、運動を辞めて様子を見てください。
運動性発作喘息だったら、10分くらい安静にすれば軽快します。
ゆっくり体を動かすと◎
肺が急に圧迫されほどの動きは避け、なるべくゆっくり体を動かしましょう。
関節や筋肉の負担が緩和されます。
スポーツ中に症状が出たら、それだけ動いた証拠です。
ストレッチなど、運動後のケアをお忘れなく。
▼運動に効果的なストレッチはこちら。
肺や気管支の病気?その見分け方
生活習慣や年齢などで、「病気の症状では?」と思う人もいるでしょう。
今回のものと比べやすいよう、呼吸に関する症状の一部をまとめました。
- 肺炎:胸痛・咳・発熱・淡が出る。
- 気管支炎:鼻水・喉の痛み・発熱を伴い、乾いた咳が出る。
- 気管支喘息:呼吸困難(急に動けなくなる)・激しい咳や淡・胸痛・動悸など。
- COPD(肺気腫):喫煙者が占め、動いた時の息切れから始まり咳や淡が出る。
見比べると、発熱や咳などの症状が目立ちます。
何はともあれ、気になることは早期対応を。
症状のまとめは参考程度にしていただき、心配なら受診するのがおすすめです。
まとめ:肺に負担をかけ過ぎない運動をしよう
呼吸に関する心配事でしたが、問題もなく安心しましたね。
ただ、まれに病気が潜むことを踏まえると、体調管理は大切。
身体能力や年齢に考慮しながら、無理な運動に気を付けましょう。