知育のおもちゃは、子供の好奇心を「考える力」や「行動力」に繋げる効果があり、親目線でも気になる製品が多いです。
小学校に入学する準備を踏まえると、覚えておきたいのは、”ひらがなを読むこと”。
通園先の方針によりますが、3歳頃になると、読むことを意識する機会を増やす園もあります。
ただ、お子さんの性格によって、ひらがなへの興味は個人差が出ることも。
私も「家でひらがなに触れられる遊びはないかな?」と考えていました!
そのタイミングで見つけたのが、ご紹介する製品です。
遊びながらひらがなが覚えられる、『ぐるぐるカード』の魅力や注意点、遊び方のコツなどをまとめました。
この記事がおすすめの人
・子供が1人でも熱中できるものを選びたい。
・達成感を味わえる遊びを知りたい。
しりとりぐるぐるカードとは?
イラストは「絵本:きんぎょがにげた」の、五味太郎さん。
色使いやデザインが個性的、かつ可愛い動物たちの特徴をとらえていて、見飽きない魅力があります。
箱を開けると、動物のイラストと名前が書いてあるカードが入っています。
私が持っているのは「どうぶつ」のカードですが、「みのまわりのもの」というタイプもあります。
どちらも楽しめますので、お子さんの好みに合わせてくださいね。
カードは”台形”で、そこがぐるぐるカードの名の由来。
絵の向きをそろえて繋げていくと、大きな輪になるんです。
全部で40枚あるため、じっくり遊べます。
しりとりぐるぐるカードの遊び方
しりとりぐるぐるカードの遊び方は、とってもシンプル。
ひとりでも親子でも兄弟でも、スペースがあれば好きな時に遊べますよ。
もし小さい子がいても、大人と組んだチーム戦にすれば問題ありません。
とても簡単で、ひらがなの法則さえ覚えれば誰でもチャレンジできます。
しりとりぐるぐるカードのここが良い!
しりとりぐるぐるカードを使った感想と、遊んだことで分かったメリットをご紹介します。
ひらがなに興味を持つ
娘は、絵本や教育テレビでひらがなに気が付いていたようですが、興味まではありませんでした。
しりとりぐるぐるカードで遊ぶと、「この次はどれ?」と聞かれるので、教えると真剣に探す娘。
ヒントを与えて遊びながらできたので、ひらがなを受け入れやすくなりました。
中には「らいちょう」や「ちわわ」など、意外なものがあって面白いです!
ルールを理解して考える力が身に付く
子供の理解する早さには驚かされます。
語尾に注目→同じ文字でそろえる→法則通りに繋げる、というルール説明は、繰り返すうちに覚えてくれました。
たくさんあるカードを前に、「どれにしようかな~♪」と言いながら遊んでいます。
ひらがなに触れるスタートとして、ピッタリの遊びです。
集中力が上がる
遊んでいる間は、視線を上下左右に動かして集中しています。
40枚はなかなかのボリュームで、探すのが大変そうなときもありますね。
子供が頼ってきたら、右にあるよ!端っこにあるよ!などのヒントを出しましょう。
良くないのは、「面白くない」や「辞めたい」と思うことなので、慣れるまでサポートするのは問題ないです。
むしろ、一緒にできて嬉しいという気持ちが生まれ、慣れてくると「私が見つけるから言っちゃだめ!」とノーヒントを提案することも。
完成に近づくにつれ子供のテンションUP
輪が形になってくると、「丸になってきた!」と子供がやる気になってくれます。
大人側も、子供のテンションに合わせて思いっきり喜びましょう。
ここまでくれば、子供の意欲は落ちにくいです!
注意点として、カード同士をぴったりくっつけないと、キレイな円になりません。
少しズレたカードを見つけて、微調整するといいですね。
やり遂げる楽しさを知ってもらえた
大人がサポートしつつ進めますが、気が乗らない時は辞めてもいいです。
「いっぱい考えて頑張ったもんね」と努力したことを褒めると良いですよ。
しりとりの仕組みを理解すれば、率先してやってくれるようになります。
こちらが声をかければ子供1人でも出来るので、家事をやりながらでもできる遊びです。
コンパクトで持ち運びしやすい
しりとりカードの箱のサイズは、縦18.5㎝×横11㎝×高さ2.3㎝。
鞄に入るサイズなので、帰省やお友達の家などどこでも持って行けます。
その時は、蓋が外れてしまわないよう、輪ゴムで止めておいた方が安心です。
お弁当箱を留める「ランチベルト」でも構いません。
防水面も踏まえるなら、丁度いいサイズのジップロックに入れてもOK。
しりとりぐるぐるカードのここに気を付けよう!
たくさんのメリットをご紹介しましたが、ちょっと気になる点もありました。
絵のタッチが個性的
写真ではなくイラスト、さらに五味太郎さんのアレンジが加わっています。
子供にとっては、実際と異なるカラーが使われているので混乱する可能性があります。
まずは、一通りの絵柄を子供と確認してみましょう。
見るだけでも楽しめますし、動物の名前を知っているなら”名前当てゲーム”から始めても面白いですよ。
厚紙だが耐久性は低め
ぐるぐるカードは紙製です。
なかなか円にならないとモヤモヤして、子供がカードを雑に扱ってしまうこともあります。
私の持っているものは、数枚かじられた跡が残っています。
子供の行動は予測がつかないので、取り扱いにご注意ください!
子供に無理矢理遊ばせない
ルールを覚えるまでは、子供にストレスを与えることも。
勉強になるからとはいえ、「楽しい」がメインでないと子供は飽きてしまいます。
時間がかかること前提で、こちらが先導して繰り返しやっていきましょう!
せっかくのおもちゃが嫌いになってしまわないよう、子供の様子を見ながらチャレンジしてくださいね。
大人も楽しめる範囲内で
さっきも言ったでしょ、なんで分からないの、は絶対にNGです。
大人がイライラすると、次から遊びにくくなってしまいます。
また、大人側は分かりやすく伝えたと思っても、子供にとっては理解しづらい場合も。
私は、「『分からない』だけではなく、『言っている意味が分からない』と言ってね」と伝えていました。
ひらがなが分からなくても、うまく繋げられなくても大丈夫、遊びを通した親子時間を楽しみましょう。
しりとりぐるぐるカードのコツ
「繋がるカードがもう無い!?」と、大人側が焦るぐるぐるカード。
どのカードから始めても円になる訳ではなく、やってみると難しいんです。
そうならないために、完成させるためのちょっとしたコツをご説明します。
子供が見やすくカードを並べる
床に並べても、子供は動き回って正しい位置からカードを見てくれないときがあります。
私の対処法は、ソファに並べて、見る角度を限定させました。
枚数が少なくなってきたら、空白を埋めるように位置を整えましょう。
2枚で1セットをうまく入れ込む
しまうま・まむしと繋げてみると、頭文字も語尾も「し」になります。
なので、「し」から始めるカードの後ろにこのセットを入れれば、語尾が変わることはありません。
もしカードが余ったら、この組み合わせを探してみてください。
他にも、語尾を変えずにセットにできるカードがありますよ。
最初のカードの頭文字に注目
もう繋げるカードが無くなった場合、確認すると1枚目のカードへ繋がっていることがあります。
例えば、最初に選んだカードを「くじら」にしていて、「ばく」のカードが余っていたとします。
「くじら」の前に「ばく」を並べれば、しりとりが続きますね!
こうすると、1枚目のカードは「くじら」ではなく、「ばく」に変わります。
レベルアップするなら「んことばシリーズ」
ぐるぐるカードには、「ん」で終わる言葉だけが並ぶシリーズもあります。
絵柄も意味も少し複雑になるため、他のシリーズよりちょっと難しいです。
ただ、五味太郎さんの魅力がハッキリと現れていて、絵本を読んでいる気分にさせてくれます。
遊び方については、以下の動画をご参考になさってください。
しりとりぐるぐるカードで親子時間を楽しもう!
五味太郎さんの絵本は、私も子供の時によく読んでいました。
この商品のおかげで、画風を懐かしみながら娘と遊べています。
お子さんの意欲に合わせて、しりとりぐるぐるカードを楽しんでくださいね。