客室清掃員になると悩みやすいのが、首や肩のコリ・腰痛・腱鞘炎など。
それをきっかけに、サポーターに頼る人もいるでしょう。
サポーターは様々なメリットがありますが、使い方を間違えないことが大切です。
今回は、サポーターを客室清掃員が使う時のポイントをご紹介します。
私もたまに使っていますよ!
この記事がおすすめの人
・仕事による腰痛や腱鞘炎に悩んでいる。
・客室清掃員になってから体の痛みが増えた。
客室清掃員がつけがちなサポーターとは
客室清掃員は手足を頻繁に使うので、手首・腰・膝に痛みが出やすいです。
私の職場でサポーターを使う人は、2割くらいでしょう。
医療用を使う人もいれば、市販のサポーターで済ませている人もいます。
使う年齢層ですが、あまり参考になりません。
シャキシャキ動く60代がいる一方、40代で通院したことがある人がいるからです。
このような差が出るのは、体質や遺伝が関わりつつも、体のメンテナンスがポイントになってきます。
客室清掃員がサポーターを使うメリット&デメリット
便利なサポーターでも、メリットとデメリットの両面を持っています。
客室清掃員が使う場合、どのような面があるのでしょうか。
私は過去に「腰椎ヘルニア」になったことがあり、仕事中に使っていました。
▼私がヘルニアになった時の記事はこちら。
その経験を踏まえ、具体的な内容を掘り下げていきますね。
サポーターのメリット
サポーターとは体を保護する時につけるもので、特定の関節やその周辺の負担を軽くしてくれます。
圧迫したり動きの制限をしたりすると、受けやすいダメージを和らげるのです。
サポーターによる固定や安定感は、以下のメリットがありますよ。
- 痛みを和らげる。
- 動きをサポートする。
- 精神負担が軽くなる。
コルセットをつけたことのある人は、つけた瞬間に腰が軽くなった経験があるでしょう。
圧迫は固定力を上げ、普段の力を出しきらずとも動きがスムーズになります。
「つけていないよりは安心できる」と、メンタル面でプラスの部分も!
サポーターのデメリット
仕事の動きにストレスを感じると、効率が落ちます。
サポーターに固定力があるとはいえ、次のようなマイナス面が徐々に現れるのです。
例えば、手首のサポーターをつけている場合、ユニットバス洗浄や拭き上げなどで汚れやすいですね。
腰のサポーターについては、服の下に隠れていても汗で蒸れてきます。
つけ直す度に、服を整えなければなりません。
また、サポーターはあくまで補助なので、ずっとつけていると筋力を低下させます。
客室清掃員がサポーターを使う時のコツ
サポーターの特徴を知った上で、ポイントを押さえて効果的に使いましょう。
客室清掃員とサポーターの関係は、使いこなせれば相性が良いアイテムなんです。
仕事中のみ使う
痛みがある時・仕事中など、サポーターは限定的に使ってください。
痛みや違和感が落ち着いてきたら、自分自身の能力を伸ばすことに努めましょう。
補助が当たり前になると、体力勝負の客室清掃を続けるのは難しいです。
サポーターをつけながら仕事を続け、悪化して辞める人を見てきました。
▼客室清掃員を辞める理由はこちら。
「早く外せるようにしなきゃ」と焦る必要はなく、様子を見ながらで大丈夫です。
こまめに洗濯する
サポーターは少なくとも2つ用意し、使ったら洗濯できるようにします。
汚れは目立ちにくいかもしれませんが、蓄積すると落としづらくなるからです。
使ったら、中性洗剤を混ぜたお湯でもみ洗いするか、ネットに入れて洗濯機で洗ってください。
乾燥機は、縮んだり劣化を早めたりするのでNGです!
夏場は臭いやすいので、消臭を兼ねたつけおきがおすすめですよ。
▼消臭できるオキシクリーン洗濯はこちら。
劣化したら新しいものと交換
サポーターの固定感がなく、いつもと違う感覚があったら劣化のサイン。
効果が薄れた古いものは処分し、新しいサポーターと交換しましょう。
買い直しは、もったいないことではありません。
歩き方や力加減のクセにより、再発の可能性があるので保管しておくのが◎。
一度痛めた部位は、弱点になる。
私の場合は、出産の時に使った骨盤ベルトを取っておき、腰が重い時に巻いています。
たまにしか使わないので、大きな劣化は感じずに使えていますね。
上の商品のような細長いものは、付け直しも簡単。
締め付けが調整できる、二段階タイプが使いやすいです。
ストレッチと筋トレをする
サポーターは限定的なものなので、体力をつけるのが大切です。
それには、柔軟性と筋力が必須になってきます。
痛みがでたら安静にし、その後のストレッチや筋トレで再発を防ぎましょう。
▼客室清掃員におすすめのストレッチはこちら。
もし休職するなら、労災や傷病手当について調べておくといいですよ。
- 労災:仕事中の特定の業務で怪我をした。
- 傷病手当:個人的な理由で発生した(悪化した)怪我。
条件が異なりますので、休職する理由をハッキリさせるのがポイントです。
どちらの保険も時効があり、有効なうちにお問い合わせください!
インソールから試してみる
サポーターを使うのに迷っている人やサポーターが合わなかった人は、インソールが始めやすいです。
立ち仕事にピッタリのインソールは、履くだけで全身のバランスがとれると言われています。
歩く姿勢が正され、足にかかる圧力が分散されて疲れにくくなりますよ。
インソールの寿命は早くて6か月(激しいスポーツだと3か月)なので、履き心地が変わったら交換を。
見た目がヘタってきたり、フィット感がなくなってきたら劣化していると思っていいでしょう。
まとめ:サポーターは客室清掃員にとってメリットが大きい
客室清掃員でサポーターを使うのは、悪いことではありません。
しかし、使い方を間違えると仕事がきつくなってしまいます。
うまくサポーターに頼りながら、自分の体調が整えられるようにしてくださいね。