客室清掃員を辞める理由とは?相性とやりがいを知ればおすすめの働きやすい場所です!

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他の仕事に比べ、第一印象が”大変そう”と思われやすい客室清掃員。

私も長く勤めていますが、大変だと思うことはあります。

でもせっかくなら、「選んだ職場で頑張りたい」と考えが過るでしょう。

そのため、良い所だけでなく、辞める理由も知っておくと心の準備ができます。

今回は客室清掃を辞める理由について、細かく解説しながら、働き続けるポイントを交えてご紹介します。

ワケを知れば、就職活動の選択肢が絞りやすいですよ!

この記事がおすすめの人

・客室清掃員に興味がある
・大変なことを具体的に知りたい
・客室清掃で採用されたが挫折しそう

客室清掃員は離職率が高い?

清掃業は人員の入れ替わりが激しく、常に人手不足・離職率が高いと言われています。

資格不要・年齢層が広い・ブランクがあっても働きやすいなど、採用条件がそこまで厳しくないのが一因でしょう。

書類選考で落ちることはなく、最初から面接するケースがほとんどです。

結果、人が集まりやすい分、「想像と違った」とあっさり辞める人が少なくないと考えられます。

辞める人が多くても清掃業は安定している

将来的な面で言うと、客室清掃員を含める”清掃業”は、安定した職種です。

例えば、AIの掃除ロボットが急成長を遂げていますが、カバーできるのは部分的

掃除できる範囲に限界があり、今のところ人の手で行う掃除にはかないません。

雇用が途切れることは滅多になく、就職活動で選びがいがあるジャンルです。

客室清掃員の仕事内容についてはこちら

客室清掃員を辞める理由&続けるコツ

さて、ここから本題に入ります。

新しく採用されても、研修期間中に辞める人を見てきました。

そんな方々が辞めた理由と、客室清掃員を続けるコツを交えてお伝えします。

体力がもたない→ストレッチから始める

重い物を取り扱ったり、動きっぱなしだったり…体力面で追いつかないと辞める方が圧倒的に多いです。

休憩はトイレか水分補給(お菓子をつまむ)くらいで、お昼をゆっくり摂る時間もありません。

運動に慣れていないと、筋肉痛になりながら仕事をする場合も…!

筋肉痛は慣れれば収まりますが、その時点で挫折してしまうんですね。

でも前向きに考えれば、筋肉痛は運動不足を知るキッカケ。

仕事が終わった後のマッサージや、日々のストレッチは忘れずに行いましょう。

これを怠ると、負担が蓄積して”痛み”へ発展します。

客室清掃員におすすめのストレッチはこちら

運動に慣れていない方はストレッチからスタートし、硬くなった筋肉をほぐしてくださいね。

柔軟性が上がったら次は筋トレ…と段階を踏めば、体の正しい動かし方が分かってきます。

おすすめは、首・肩甲骨(背中)・腹筋(お腹)・中殿筋(お尻)へのアプローチ。

就労時間が定まらない→有休を活用

稼働が100%に近くなるほど、清掃部屋のノルマが増えて、帰る時間が遅くなります。

一方、比較的空いている時期になると、清掃が午前中に終わってしまうことも

時には、フロントから電話がかかってきて、「稼働が低いので明日お休みできますが…」と相談されるんですね。

忙しいのも大変ですが、給料が減るのもちょっと困りどころです。

また、育児中だと、子供の体調不良で仕事を休むしかないときがあります。

それらを補うために、有休は積極的に使っていきましょう。

急な欠勤はなるべく避ける。休む相談は前日に済ませ、職場への配慮を忘れずに。

有休は、会社が雇い入れた日から6か月後に付与されます。

扶養範囲内で働く方や、年収○○の壁を気にしている方は、税金によって働き損にならないようご注意ください

人間関係に悩む→社会人のマナーは守りつつ仕事に集中

コミュニケーションが少なそうな客室清掃でも、この点は同じです。

清掃は一人ですが、同じフロアになったり朝礼前・清掃後だっだり、顔を合わせる機会はあります。

指示書を作るフロントとも、ある程度の連携が必要です。

しかし、仕事をしに来ているのですから、人付き合いが苦手な方は接触を最低限にする選択肢もあるでしょう。

周りも大人なので、察して距離感を考えてくれます。

もちろん、最低限のコミュニケーションは行ってくださいね。

不愛想や無視、仕事を適当にやっていると、「一緒に仕事をしたくない」と思われて職場環境が悪くなってしまいます。

仕事を一生懸命こなし、挨拶・報連相・相手への気遣いなどのマナーを守る。

どこの職場に行っても気の合わない人はいます。

大切なのは、それに対してこちらがどう対応するかです。

わざと嫌がることをやる人は、相手にしないのが一番!

深く関わろうとするとストレスが溜まるので、あくまで仕事仲間、ドライな関係で十分ですよ。

客室清掃の人間関係はこちらから。

休日が定まりづらい→先を見越せば勤務日を調整できる

ホテルの稼働は1年中で、客室清掃に定休日や長期休みはほぼありません。

ただ、逆に考えれば、好きな日に希望休が出せるとも言えます。

特定の曜日を休みにする、もしくは出勤したい日を申し出るなど、あらかじめ相談しておけば通りやすいのです。

正社員ではなく、”パート”という雇用形態も理由のひとつ。

シフトが決まった後であれ、仕事内容が同じ客室清掃員は、出勤日の交換がスムーズでしょう(※)。

(※土日祝日は希望休が重なりやすく、シフト交換がちょっと難しいです。)

希望休はしっかり確保する。予定が組みづらいなら、出勤できる日だけ伝えるのもOK。

普通のお休みと有休を組み合わせて、連休をもらっている人もいますね。

人手が不足しがちな、年末年始・ゴールデンウィークといった大型連休は、時給がアップする場合があります。

そんな連休に少しでも稼ぎたい人、予定を立てる人と様々ですので、先輩方に聞いてみてください。

労働と給与が不釣り合い→働きがいがあるか

パートの昇給はわずかですから、何年働いたとしても、新人との時給は大差ありません。

そのため、「頑張っている割に給与が少ない」と感じて辞める人がいます。

私が勤めるビジネスホテルも、時給は安いですね。

でも、今までで一番自分に合っている・働きがいがある場所だと思っています。

つまり、給与以外に、その仕事に就いている理由が重要です。

お金だけが目的で働いておらず、仕事が楽しいと感じ、失敗しても次頑張ろうと意欲がわくか

そこに注目すると、辞めるか続けるかの判断材料になるでしょう。

頑張った先に、やりがいや達成感がある。客室清掃員を選んだ理由を思い出してみよう。

同じ作業で退屈→落ち着いて働ける場所

臨機応変のパターンは少なく、マニュアルさえ覚えればほぼ支障がない職場です。

覚えることが限られているので、経験がない人でも始めやすいのがメリット。

様々なお客様が利用するので、ハプニングが全くない訳ではありません。

ただ、しばらくすると、「同じことの繰り返しで退屈」「刺激のある職場で働きたい」と思う人もいます。

物足りなく感じるかもしれませんが、視点を変えれば、あまり人の意見に流されずマイペースに仕事ができるのです。

アドリブが苦手だったり、急な連絡にパニックになったりする人は、働きやすい場所と言えます。

稼ぎながら自分の時間を過ごせる、丁度いい場所なこともある。

社会復帰にチャレンジ→ノルマは高くし過ぎない

仕事のブランクから再挑戦するため、社会復帰したパターンです。

ブランクが長いほど就職しにくい傾向にあり、久々の仕事がこなせるかも不安ですよね。

客室清掃員は体力こそ必要ですが、難しいマニュアルはありませんし、年齢があまり関係ないのがメリット。

客室清掃員なら、日中の時間を埋められる丁度いい職種になります!

体調に問題が無ければ、面接にて志望動機をしっかり伝えてくださいね。

勤め始めは研修期間、それを終えても3か月後くらいまで新人枠です。

会社の配慮で、清掃部屋のノルマは少なく設定されているはず。

頑張り過ぎず、無理をせず、一歩を着実にして仕事を覚えましょう。

不安なことは、遠慮せず相談する。体調を優先し、自分のペースを崩し過ぎない。

喘息やアトピーが悪化した→体調を優先

喘息やアトピーがある人は要注意。

残念ながら、職種的にあまり相性が良くありません

以下のことが理由で症状が悪化し、辞めた人もいるのです。

喘息やアトピーの注意事項
  • ベッドメイクでほこりが舞う。
  • 仕事中にかく汗が肌荒れを招く。
  • 喫煙部屋のたばこ臭が刺激になる。
  • 洗剤や水を扱い、湿疹や乾燥を起こす。

ゴム手袋をはめる・マスクをする・保湿するなどの対処法はあるものの、完全に取り除くのは難しいです。

通院したり出勤数を減らしたり、職場との相談も必要になるでしょう…!

会社から「継続雇用が難しい」と判断される

パートは契約更新があり、ほとんどが問題なく更新されます。

これは、会社が作成した”就業規則”というルールを守る上で、行われるものです。

就業規則に違反する行為や勤務態度が悪いと、ごく稀にクビ(またはそれに近いこと)を告げられることがあります。

以下は、パートが解雇された事例の一部です。

  • 暴力を振るった。
  • 無断欠勤ばかりしていた。
  • 会社の備品やお客様の私物を盗んだ。

また、ビジネスホテルならではだと、芸能人が宿泊で利用したのをSNSにアップしたケース。

お客様の個人情報を漏らしてはならない守秘義務がありますので、絶対にやってはいけません。

ホテルの信頼度を大きく下げるだけでなく、罰則・罰金も課せられる可能性があります。

法律違反・犯罪は「知らなかった」で済まされない。良識をわきまえよう。

まとめ:会社を辞めるか続けるかは自分次第!

客室清掃員のメリットだけ考えていた人は、イメージとの違いにすぐ挫折しがちです。

それでも働きたい・楽しいと思える場所にするかは自分次第…。

辞める理由はいろいろありましたが、気を付けることで緩和されそうなら、ちょっとだけ意識してみてください。

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