今回は、手軽にキレイにできる「トイレ掃除」についてご紹介します。
水回りは、やはり手が付けづらい部分ですよね。
ご家族が多かったり、立って用を足す男性がいたりすると、掃除する側も大変です。
それに比べ、一人暮らしでは汚れづらいですが、そのせいで油断して汚れが落としづらくなってしまうことも。
ここでご紹介する方法で、定期的に掃除していれば、毎日3分でトイレ掃除が終わります。
トイレ掃除をつい後回しにしてしまう方や、面倒だと思う人には、特におすすめの方法です。
この記事を読んで分かること
・掃除をしたのにニオイが残るのはなぜ?
・固まった汚れはどう落とす?
一般的なトイレ掃除のデメリット
トイレ掃除と言えば、ブラシでゴシゴシ洗うのが一般的。
しかし、その掃除方法だと、水しぶきが便器の外側に飛び、菌やニオイの原因をまき散らしていることになります。
後で壁や床を掃除するにしても、自分の服にも飛ぶので、見えなくても心地悪い気がしませんか?
それに、トイレブラシ自体を洗う人は少ないため、不衛生なもの。
水をきったつもりでも、時間が経つとブラシに残った水がしたたり、立てかけ収納の下に汚い水が溜まります。
そこは、菌の温床になっていることでしょう。
あふれることは滅多にありませんが、不注意で倒してしまったら…あまり触れたくありません。
掃除道具で、ただでさえ狭めなトイレの場所を取るのも、嫌ですしね。
使い捨てのトイレブラシは?
では、1回で使い切りのトイレブラシはどうでしょうか。
個人的には、ゴシゴシ洗う部分は捨てるにしても、ブラシの先の方はトイレに接しているので、それも避けたいところです。
詰め替えが場所をとる・ランニングコストが高いなどの理由から、トイレブラシは使っていません。
不衛生なものを置いたままにせず、全てトイレに流せるのが理想です。
トイレ用品の管理
まず、収納棚の有無・容量を確認します。
収納場所が不足していた場合は、ホームセンターなどにある「突っ張り収納」を利用しましょう。
では、具体的な内容をご紹介します。
トイレ用具は収納棚に収める
(トイレ用具とは、トイレットペーパーやサニタリー用品も含まれます。)
トイレのドアは開き戸(片開き)が多く、開け閉めする瞬間、風の通りが激しくなります。
その時に、ゴミやホコリもトイレの中に入りやすくなるため、トイレの床は汚れやすいのです。
掃除をするとき、物をどかす→拭く→元の場所に戻す、って地味に面倒。
先ほど突っ張り収納をおすすめしたのも、浮かせる収納だからです。
床に置くものは、できるだけ少なくします。
トイレマット・便座カバー・ペーパーホルダーは外す
トイレの印象を良くするはずのものが、トイレを汚す原因になっているパターンです。
これらは水を吸収するので、用を足した時の汚れがダイレクトに残ります。
でも、それでも座り心地を優先したいならかまいませんし、暖房便座の電気代を節約するために使っている方もいらっしゃいます。
ちなみに電気代については、メーカーや設定温度によって差がありますが、1ヶ月340円くらいなので、節約効果は低いと思われます。
また、トイレットペーパーホルダーがないと、替えが手に届く場所に置けない場合もあります。
その時は、「画鋲で付けるウォールシェルフ」が便利です。
画鋲で止めるだけなのに、耐荷重約2㎏の製品がありますので、替えのトイレットペーパーやスマホを置くことができます。
トイレスリッパは、汚れを拭き取りやすい素材
床をキレイにしていれば、トイレスリッパが不要だと思う方もいらっしゃいますが、使うことをおすすめします。
どんなに掃除に気を配っても、先ほどお伝えした通り、トイレの床は汚れやすいです。
しかも蓋をせずに水を流した場合、水が外側に跳ねてしまい、そこを直に通ることになります。
トイレスリッパを買うときは、アウトソール(靴底)も必ずチェックしてください。
布地だと、一番汚れる場所が拭き取りづらくなります。
一番ベストなのは、水を弾き、サッと拭き取れる素材(合成皮革など)で全面覆われたスリッパです。
3分で終わるトイレ掃除の方法
トイレ掃除を習慣化すれば、3分で終わらせることができます。
用意するものは、トイレットペーパー、マメピカ、青のドメストの3つだけです。
- 青のドメストを、便器のフチ裏に塗る。
- マメピカを便器全体と床にスプレーし、トイレットペーパーで便器の蓋→便座の裏表→便器→床の順に(高い位置から下に向かって)拭いていく。
- 水を流して終了。
青のドメストは週に2回程度の仕様で、黄ばみ汚れ・ヌメリを落とす以外に、除菌効果も期待できます。
マメピカは、トイレットペーパーがボロボロになりにくいので、カスが出ずに掃除しやすいですよ。
固まった落としづらい汚れ
掃除をサボってしまうと、汚れは固まって落としにくくなります。
トイレットペーパーにマメピカをスプレーし、汚れ部分に貼って時間をおきましょう。
汚れに洗剤が効いて、落としやすくなります。
トイレタンクも掃除が必要
ここも水回りですので、放っておくと黒カビが生えたり、ホコリがたまってきたりします。
タンクのフタが手洗い場(陶器)なら、水をつけるだけでキレイに掃除ができる「陶器用スポンジ」が便利です。
蛇口にもヘドロがたまりますので、時々擦って落とすようにしてください。
トイレのタンク内も、専用の洗浄剤を使えば、手軽に清潔を保てます。
注意したいのが、トイレのタンクの上に置く洗浄剤の選び方です。
過去に、色付きの洗浄剤を利用していた所、タンク内に色が付いてしまったことがありました。
掃除するのが大変な部分なので、無色か、発泡タイプの方がリスクは低いでしょう。
臭いの原因かも?トイレの気が付きにくい汚れ
マットやカバーは使用していないのに、トイレ掃除をしても臭いが気になる…。
そんな時は、見えにくい場所の掃除ができていない可能性があります。
便座裏の隙間
普通の拭き掃除では、取りづらい場所です。
トイレットペーパーごしに爪を立てて拭くか、細いブラシでこすって落としましょう。
便座が傷つかないよう、毛の固いブラシは使わないでください。
ウォシュレット付近
うちはウォシュレットは使っていませんが、構造上、ウォシュレットと便器の間に汚れが付きやすいです。
見落としがちになるため、毎日の拭き掃除でサッとキレイにしておきましょう。
男性が立って用を足すと、壁や天井に汚れがつくことも
テレビ番組で検証していたのを見て、びっくりしました(演出で盛った可能性もあるかもしれませんが)。
立って用を足すのは、公衆トイレにある縦長のトイレだけにしませんか?
ちょっとした気遣いで掃除がラクになり、家族の負担を減らすことができます。
トイレの汚れを防ぐ使い方
- 用を足す前に、便器内にトイレットペーパーを敷いてから座る。
- 便座の手前に座らないようにする。
- 男性も座って使う。
- 便器隙間テープを使う。
余談ですが、過去に住んでいた賃貸でトイレが詰まりそうになり、業者さんがトイレタンクに入ったペットボトルを見つけたことがあります。
トラブルを招くので、内見の時点で確認してもいいかもしれません。
3分で終わるトイレ掃除のまとめ
トイレ掃除のハードルが、結構下がりましたね。
朝少し早起きして、トイレに入るタイミングで、就寝前に。
基本の掃除がたった3分で終われば、スキマ時間ですぐに終わります。
ぜひご家庭でお試しください!