ビジネスホテルの客室はシンプルで、部屋はコンパクトです。
ツイン部屋は除外するとして、一部の狭い部屋に当たると清掃しにくくなります。
ペースやモチベを妨げないよう、狭いなりの清掃のコツを知っておきましょう。
怪我などのトラブルも防げますよ!
この記事がおすすめの人
・ホテル清掃員の経験が少ない。
・狭い部屋の清掃に時間がかかる。
狭い部屋は動線が少ない
動線とは、仕事をこなすために通る道のことです。
客室だと、ドアから入って部屋の突き当りまでの通路ですね。
「それだけなのに?」と思いますが、ここが狭いと動きが制限されてしまいます。
理由は大きく分けて2つあり、元から狭い部屋と荷物があって通りにくい部屋。
動線が組めないと、集中力が途切れやすかったりスピードが出づらくなったりします。
ミスの原因になる他、早さに悪い影響を及ぼすのです。
ホテルの狭い部屋を清掃するコツ
狭い部屋に当たっても、コツが分かればスムーズに仕事ができます。
狭くても焦らない、早さを維持できる方法を確認してみましょう。
1.荷物を移動させて動線確保
連泊の荷物は触らないのが前提ですが、ベッドメイキングやユニットバス清掃の妨げになれば移動させます。
例えば、スーツケースをベッドの足元側に開けたまま置くケース。
ベッドを動かす範囲がないと、組めません。
そのため、中身に注意しながらベッドの脇へ移動させてください。
スーツケースが重たかったり、荷物を重ね置きしていたりするので大変な作業になります。
ユニットバスについては、不安定なものやぬれたら困るものを移動させましょう。
どちらとも、作業が終われば元の位置に戻します。
2.体(足元)がぶつからないように
狭い部屋はゆとりがなく、足をぶつけたり転んだりしやすいです。
広い部屋と同様に動いていると、うっかり怪我をすることがあります。
荷物の量に関係なく元から狭い部屋もありますから、入る時は気を引き締めましょう。
私が仕事中に痛い思いをした時は、狭い部屋で起こることが多かったです。
物が散乱した部屋で、太ももに爪楊枝が刺さったことがありました…!
急ぐ気持ちは持ちつつ、冷静さは保ってくださいね。
3.死角に物が入りやすいのでチェックする
お客様によっては、床まで物が広がっていることがあります。
元から狭い部屋だったら、置き場所が少ないという意味もあるでしょう。
それは仕方ないとして、中身が入ったままの飲食物が床にあったら危険です。
ミスしそうなものは、やはり安全な場所へ移動させてください。
適当に置いたようでも、お客様はそうではないかもしれないので戻すのはお忘れなく。
移動した物が多くて、元の場所を忘れそうだったらメモをとる。
また、ビジネスホテルなだけあって、落ち着いた色の私物が床と同化するケースがあります。
狭いゆえにベッド・デスク下に荷物が入り込みやすい、かつ暗がりで見つけづらいです。
特にベッド下は見落としやすいので、のぞいて確認できれば間違いないでしょう。
▼ホテル清掃で起こるミスはこちら。
4.「嫌」という感情を捨てる
狭い部屋は動きづらいため、入る度に憂鬱になりやすいです。
そのメンタルだとモチベが下がり、体力が消耗しやすいのでおすすめできません。
やる気が下がってきたら、お菓子を食べる・水分補給・トイレ休憩などを取り入れると◎。
▼客室清掃員に向いている間食はこちら。
そこから手を動かすことを優先すれば、自然と集中力がついてくるのです。
私は未だに狭い部屋が苦手なので、メンタルを保つことを第一に動いています。
深く考えず淡々と作業をこなすことで、早さをキープできますよ!
まとめ:狭い部屋の清掃は精神力と経験で早くなる
狭い部屋は動きにくさがあるものの、考え方と工夫で他と変わりなく清掃可能です。
始めは難しくても、慣れれば動線を考えるのが早くなりますよ。
様々な部屋を経験して、テキパキ早く掃除できるようチャレンジしてみましょう。
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