現役客室清掃員がやるデュベカバーを早く入れるコツ!5分でできる入れ方

掃除
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新人のホテル清掃員にとっての難所は、ベッドメイキング。

デュベカバーの入れ方が分かれば、あっという間に終わらせることができます。

今回は、デュベカバーを早く入れるコツをご紹介します。

仕上げの質と早さを両立させましょう!

この記事がおすすめの人

・勤め先がデュベカバーを使用中。
・デュベカバーを付けるのが苦手。
・ベッドメイキングを早くしたい。

デュベカバーとは?

デュベカバーとは、封筒型の掛布団カバーのことです。

”デュベ”が、フランス語で羽毛布団を指しています。

カバーには穴が開いていて、「横入れタイプ」と「足元が空いているタイプ」に分かれますね。

ホテルで採用されやすいのは、穴から掛布団を入れるだけと扱いが簡単なため。

足元から入れるタイプは開け口が広く、カバーの裾をマットレスの下に入れ込むことが多いようです。

一方の横入れタイプは開け口が狭いですが、カバー内に掛布団を広げやすい利点があります。

デュベカバーのベッドメイキング方法

初めて扱う人は手こずるデュベカバーは、慣れと経験で上達します。

ただ、自己流よりポイントを知っておいた方が早く仕上げられますよ。

私のホテルで採用されている「横入れタイプ」をご紹介しますね!

ここではデュベカバーに着目しますが、シーツの敷き方や三角折りも大切です。

掛布団カバーは違いますが、ベッドメイキングの基礎を知りたい人は以下をご一読ください。

早いベッドメイキング方法はこちら

デュベカバーを早く付ける方法

デュベカバーの最も大変なところは、カバー内に掛布団を広げる作業です。

紐は無いものの、フィットしていないとキレイに見えません。

コツが習得できれば、一気に上達します。

横入れタイプのデュベカバーの付け方
  1. 使用済みカバーを回収した後、掛布団を四つ折りにしてデスクの上に置く。
  2. 新しい枕カバー・シーツをセッティングする(ベッドメイキング記事参照)。
  3. デュベカバーの穴を手前にして、シーツの上にバサッと広げる。
  4. カバーの開き口を広げ、四つ折りにした掛布団を抱えながら入れ込む。
  5. 掛布団を2つ折りに戻しながら広げ、手前の掛布団の隅2か所を合わせる。
  6. 合わせた隅2か所を持ちながら、バサバサと振って掛布団が内側で自然に広がるようにする。
  7. 穴が壁側になるよう、掛布団をパタンとひっくり返す。
  8. さっきまで壁側になっていた、残り2か所の隅を合わせたら完了。

入れやすさの面から、掛布団よりデュベカバーの方が大きい設計になりやすいです。

クリーニングしていくうちに縮みますが、しばらくはダボダボだと思ってください。

その場合は、足元に生地が余るようにしましょう

余った部分を、内側に折りこめば目立ちません。

掛布団を四つ折りにする時のポイント

使用済みのデュベカバーを外した後、内側の掛布団を四つ折りにするとお伝えしました。

適当にたたむのではなく、折る順番があります。

まず手前から奥へ半分に折り、次に右から左へ半分折ってください。

順番が逆になると、手前側にうまく広がりません。

小さなことですが、時短のポイントになる部分です。

掛布団の向きを合わせる

掛布団は長方形ですが、見た目で判断しづらくなっています。

タグなどを参考にして、頭側・足側と掛布団の向きを整えましょう。

向きを間違えると、デュベカバーを引っ張ってもキレイに整えられません。

デュベカバーがキレイに見える仕上げ方

デュベカバーが入れ終わったら、ベッドメイキングの仕上げに入ります。

シワが無く、床にカバーが付かないようにしましょう。

  1. 枕側に来て、デュベカバーの両端を持つ。
  2. バサッと広げ、あごの位置になる一辺を少し内側に折りこむ。
  3. 壁側で隠れる部分のデュベカバーを、マットレスの下に挟む。
  4. 足元側に来て、掛布団の位置調整をする。
  5. 表面のデュベカバーを優しく下に引っ張り、シワを伸ばす。
  6. 足元の隅2か所を、軽く内側に折りたたむ。
  7. 壁にベッドを寄せ、枕を乗せたら完了。

仕上げた後、違う角度から見て違和感があれば微調整してください。

3については、別記事に載っている画像を参考にします。

マットレスに挟むとシワだらけなりますが、壁に寄せて隠れるので問題ありません。

挟むことで、掛布団がズレにくくシワを伸ばしやすくなりますよ。

また、余ったデュベカバーが垂れるとだらしなく見えます。

6の工程の通り軽く折り込めば大丈夫ですが、見栄えとしてマットレス下に入れ込んでもOKです。

破れやほつれを見つけたら報告し(または使用NG専用ボックスへ)、キレイなものと交換。

客室をキレイに仕上げるコツはこちら

デュベカバーを早く外すには?

デュベカバーを外す時は、掛布団との摩擦で外しづらいです。

それに、引っ張っているうちにカバー内でごちゃごちゃになることも…。

早々に済ませるには、四隅から外すようにしてください。

カバー内の摩擦が少なくなり、横穴からサッと取り出せますよ。

デュベカバーが早く外せれば、ベッドメイキングそのものが時短できるのです。

まとめ:デュベカバーはコツと慣れでキレイに仕上がる

デュベカバーは最初大変でも、慣れればその管理のしやすさに気が付きます。

衛生面・取り換える手間・在庫管理など、ホテルで多く使われることに納得です。

ご紹介したことと併せて経験を積み、早くてキレイな仕上がりを目指しましょう。

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