食欲を抑えたいのにできない、私もそう思うひとりでした。
しかし、年齢のこともあるのか、食べ過ぎると体調を崩すように…。
そうなった頃から対策を考え始めます。
出費が痛くなく、育児・家事・仕事に支障がさほどない方法があればいいのにと。
そんな中見つかった、食欲を抑える&紛らわせるやり方をご紹介します。
食欲について、詳しく知りましょう!
この記事がおすすめの人
・嗜好品ばかりを食べ過ぎる。
・食べ過ぎない方法を知りたい。
食欲が止まらないのはなぜ?
最初は、食欲のメカニズムからです。
さて、食欲に対して、このような悩みをお持ちではないでしょうか?
- いくら食べても満腹にならない。
- 食べている時はストレスが和らぐ。
思い当たる場合、空腹とは関係ない要因が関わっています。
生きるために必要な食欲が、別の意味になっているのです。
それを3つピックアップしましたので、ひとつずつ見ていきましょう。
血糖値の乱高下
食事を摂ると血糖値が上がります。
すると、インスリンが分泌されて、満腹感を感じるという仕組みです。
つい食べ過ぎてしまう人は、血糖値が上がりやすい物から食べる傾向にあります。
そうすると、血糖値の急上昇・急降下(乱高下)が起きるんですね。
その結果ホルモンバランスが崩れるので、「お腹がいっぱいにならない」状態になってしまうのです。
急に血糖値が上がると、脂肪に蓄えられやすくなります!
ストレスや睡眠不足による空腹
美味しい物で気持ちが満たされると、幸せホルモンのドーパミンが分泌されます。
生理現象のため、ほとんどの人が感じることができるのです。
忙しくて十分な睡眠がとれていない、人間関係や仕事でストレスが溜まっている人などは要注意。
ストレスは、食欲が増すホルモンを分泌します。
さらに、食欲を抑えるホルモンのセロトニンを減らす作用も。
つまり食べることは、ストレスや睡眠不足からくるモヤモヤを和らげる近道というワケ…。
新型栄養失調の可能性
新型栄養失調とは、カロリーは足りていてもその他の栄養素が足りないことを言います。
暴飲暴食する人、インスタントばかり食べる人などにおきやすいです。
「たくさん食べているのに、実は低栄養だった」なんてことがあるんですね!
たんぱく質が減ると筋肉量も減るので、代謝が落ちて太りやすくなります。
また、体の調子を整えるビタミン・ミネラルが減ると、疲れやすくなり免疫機能が低下するリスクも。
これが原因で招かれる体調不良を、食欲で満たそうとする悪いサイクルになってしまいます。
食欲を抑える8つの方法
食欲の仕組みを知ると、自分の食生活を変える方法が考えやすくなりましたね。
ここからは、私がやって効果のあった、食欲を抑える・紛らわすやり方をご紹介します。
不足の栄養素を摂る
無性に食べたくなって暴飲暴食…これには、必要な栄養素のサインが隠れています。
同じようなものを選んでいたら、栄養不足の可能性ありです。
食べ過ぎて後悔するより、必要な栄養を先に摂るのがおすすめ。
ジャンクフードとは、カロリーが高くて栄養価が低い、添加物が多い食品のことです。
インスタント食品やスナック菓子を指します。
手っ取り早く食べられますが、食欲を抑えることを考えたら不向きですね。
温かい麦茶を飲む
麦茶にはカフェインが入っておらず、とても低カロリー。
食事に合わせる飲み物として、相性バッチリです。
含まれる成分によりむくみを予防、血流が良くなって代謝アップも期待できます。
水出しでも構いませんが、煮出しの方が香りが深く、心身のリラックスに◎。
温めることで、胃に負担がかかりにくくなりますよ!
飲み過ぎると下痢を招くので、1~1.5ℓを目安にしましょう。
鏡を見ながら食事する
自分の姿を見ながら食べるのは、なかなかありませんよね。
鏡を見て食事をすると、良い効果をもたらします。
- 誰かと食べる感覚で、食事の美味しさが増す。
- 自分を客観視して、食事の量を抑えやすくなる。
- 観察することで、食べる早さや噛む回数を改めやすい。
食欲に身を任せると、”たくさん食べたい”に集中していませんか?
暴飲暴食している時は、姿勢やマナーを気にする人は少ないでしょう。
鏡の自分を見ることで、食事の美味しさを味わい、早食いや丸のみを改めやすくなります。
食べ物のありがたみに集中
食事が当たり前になると、ありがたみが薄らいで量を気にしなくなるんですよね。
私は食べる前に、ご飯は貴重で御馳走!とイメージしています。
比べるのは極端かもしれませんが、昔の人はアイスが無かった・バナナは高級品だった…などです。
YouTubeに昔の食事を再現した動画があり、それを見ると「今は何でも買えて選べて贅沢だな~」と。
ご飯がより美味しく感じますし、しっかり味わおうという気分になります。
動作が落ち着くことで、全体的な食事スピードを抑えられますよ!
食間はお菓子袋を捨てない
お菓子がお腹に入ると見えなくなり、食べた量が分かりづらくなります。
量を把握するために、お菓子の空いた袋は机に残しておきましょう。
たくさんの袋を見て、第三者目線で冷静になれることがあります。
間食の目安カロリーは約200㎉。
袋の裏に成分表がありますので、食べる量の参考になさってください。
ちなみに、果物なら1日200g以上が推奨され、加熱すると甘みが増します。
寝る前にココアを飲む
何か食べたくて眠れない人だけでなく、睡眠の質を高めたい人にもおすすめです。
ココアには、様々なメリットがあるんですよ。
- 自律神経を整える。
- 虫歯を防ぐ働きがある。
- 食物繊維で満腹感を得られる。
- 血糖値の上昇を抑え、血流を促進。
ストレスや血糖値に関わるココアは、食欲抑制にうってつけだと分かりましたね。
注意点は、ピュアココアを選ぶことです。
砂糖や牛乳が含まれているものは、血糖値の上昇・睡眠の質が下がるなど逆の作用が働いてしまいます。
また、食物繊維は腸の調子を整えるため、定期的に飲むのがポイントです。
飲むタイミングは寝る1~2時間前で、安眠効果のある牛乳を混ぜると◎。
効きアゴ(片噛み)をなくす
片方のあごで噛み癖がついている人は、少なくありません。
それを意識するだけでもOKです。
やってみると、味の感じ方や食べづらさを実感できるでしょう。
舌と歯の使い方に慣れておらず、食事時間と噛む回数が増えます。
時間をかけて噛むことで、早食いを防ぐことと、満腹中枢を刺激しやすくなるのです。
マウスピースを使う
マウスピースは、日常からスポーツまで幅広く利用されています。
ソフトタイプとハードタイプがあり、厚さもある程度選べますよ。
マウスピースがあると食事ができないため、仕事中や就寝前の間食欲を妨げてくれるんです。
飲み物なら飲めますが、成分が隙間に残りそうなココアより、白湯や麦茶がいいでしょう。
まとめ:食欲を抑える方法で理想に一歩ずつ近づこう
食欲がどんな由来なのかを知り、対処していくと暴飲暴食から離れることができます。
もちろん食事自体は楽しめるものなので、初めから目標を高くしなくても大丈夫です。
今やったことが、明日の自分のためになる日が来ます。
小さなことから習慣化できるよう、チャレンジしてみてくださいね。