ジョイントマットは、床に敷き詰められるパネル式の柔らかいマットのことです。
アパートの騒音対策やペットを飼う人に選ばれており、これが育児にも役立つんですよ。
今回は、ジョイントマットの中でも「大判で厚手のタイプ」に注目!
買った私が思う、メリットとデメリット、お得な買い方などをご紹介します。
この記事がおすすめの人
・種類が多いので選ぶポイントを知りたい。
・大判を使ってみた感想を聞きたい。
ジョイントマットの仕様
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まず、ジョイントマットはどんなものがあるかを確認してみましょう。
以下の種類に分けられます。
サイズ | 一辺30㎝、45㎝、50㎝、60㎝ |
厚さ | 0.8㎝、1㎝、1.5㎝、2㎝ |
色 | ビビットカラー・パステルカラーなど |
素材 | EVA樹脂またはポリエチレン発泡体 |
ジョイントマットの需要が高まったため、こんなに選択肢が増えています。
ちなみに、EVA樹脂とはポリエチレンの一種で、高い柔軟性&耐久性を持っているメジャーな素材。
一方ポリエチレン発泡体は、長期間の仕様でひび割れたり、ボロボロになったりしやすいので注意が必要です。
また、コルクや畳調、木目調のものもあります。
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模様や少しの凹凸の違いくらいで、使用感は無地と変わりありません。
表面だけの加工となっており、クッション部分はEVA樹脂で構成されるものがほとんどです。
さらに+αで、防炎性・抗菌・低ホルムアルデヒド・防音効果があるなど、商品ごとに違いますね。
ジョイントマットの効果
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サイズや厚さに関わらず、ジョイントマットが持つ効果がこちらです。
- 衝撃を吸収する。
- 断熱効果がある。
- 床が傷つくのを防ぐ。
- 軽くて持ち運びしやすい。
- 水をこぼしても拭き取れる。
- ピッタリ合うサイズ調整が可能。
- 汚れた部分だけ取り外せて衛生的。
床を傷つけず汚れづらいなどの理由から、扱いやすいということですね。
コルク素材については、表面がマットではないため、こぼしたものによっては跡が残る可能性があります。
また、夏は涼しく冬は暖かいと言われているコルクですが、表面のみの加工のため効果はそこまで大きくないでしょう。
子供が転んだときでも、大きなケガや痛みから守ってくれます。
防音効果はない?
一般的なジョイントマットには、防音効果はないとされています。
ある程度の衝撃は吸収しますが、音自体を防ぐことはできません。
物を落としたとき「直でフローリングに落ちるよりは、多少音が和らぐ」くらいです。
賃貸だと騒音トラブルに繋がりやすいため、ジョイントマット+音が響きづらい1階を選ぶのがベター。
どうしても防音を兼ねたい方は、防音性の高いLL35を取得したタイプをご検討ください。
満足度が高いLL35ですが、機能性も高いため、相場より価格が上がります。
ご予算があれば、苦情や心配によるストレスがかなり減りますよ!
【メリット】大判がおすすめの理由
ジョイントマットはサイズや厚みで価格が変わるため、小さいサイズ&薄い方が費用はかからないです。
しかし、それだけで判断するとデメリットが目立ってきます。
安い商品はへたりやすく、ジョイントマットの特性を活かしきれないことも…。
それに、1回分のコストは抑えられても、買い足すうちに大きな出費になることだってあります。
こうならないために、大判で厚いジョイントマットが最適なんです!
高いクッション性
子供が転んでしまった、イスから落ちてしまったなどの、衝撃を和らげることができます。
一番のおすすめは厚さ2㎝で、クッションフロアのようなフカフカした歩き心地です。
大人が足を踏み込むと、ジョイントマットに足型が残ります。
しばらくすれば消えるのでご安心くださいね。
その上でしっかり安定性はあるので、子供の歩行を妨げる心配はありません。
前述の通り、フローリングの音を緩和させる効果もあるため、せっかく買うなら厚手を選びましょう。
耐久性がある
何度もジョイントマットの上を歩いていると、全体的にくたびれてきます。
実際、前に厚さ1㎝のタイプを使っていたのですが、廃棄する頃はぺしゃんこでした。
足音もクッション性も、直のフローリングと大差なかったです…。
でも、厚さ2㎝になると違いは歴然。
毎日ジョイントマットを行き来していますが、へたった感覚はないです。
購入は2021年の11月1日(2024年1月現在)なので、この間も余裕で効果を実感できますよ。
厚手の方が剥がしにくい
子供がジョイントマットに興味を持つと、引っ張ったり剥がそうとしたりして大変です。
そのことを踏まえると、厚手の方が剥がしにくくなります。
大判な分、自分もマットの上に乗っているから持ち上げきれませんし、厚みのある凸凹がしっかり噛み合わさっています。
強いて挙げるなら、サイドパーツはマット部分より取れやすいです。
ここも薄手よりは取れにくい部分ではありますが、面倒なら使わなくても問題ありません。
凸凹のままだとゴミが溜まりやすいので、凸だけカッターで切ってしまいましょう。
大判ジョイントマットのデメリットは?
たくさんのメリットがある、大判で厚手のジョイントマット。
その反面、以下のデメリットも生じてきます。
- 初期費用がかかる。
- 処分に手間がかかる。
- 薄手よりカットが大変。
- マットの境界で転倒する可能性。
2㎝の厚みだと、歩き始めた子供がつまずく場合も。
間取りなどの都合もありますが、転倒のリスクを減らすために床一面に敷き詰めるといいですね。
カッターで切るのが大変なので、大きめのカッティングマットがあればかなり楽になります。
机や床を傷つけず、まっすぐ切り分けられますよ!
サイドパーツを定規代わりに使えば、ジョイントマットに書く線もラクラクです。
その他については、ジョイントマット全般に共通する点をご紹介します。
大判で厚手じゃなくても、このようなデメリットが目立ちます。
誤飲は意外に思いますが、事例が報告されています。
なんでも口に入れる時期は、特に気を付けましょう。
作業中、カッターで切り落とした部分を片づけるのをお忘れなく!
また、床のカビは、家の立地や通気性に左右されます。
敷きっぱなしでもカビが生えないケースがありますが、定期的にジョイントマットをめくってチェックしましょう。
素材のニオイは、箱から出してしばらく陰干しすれば落ち着いてきますよ。
マットは少しずつズレていく
よく歩く所、あまり通らない所、重い家具が置いてあるなど、条件が重なるとジョイントマットは少しずつズレてきます。
大判で厚手の方がズレにくいですが、噛み合わせ部分や、敷いた位置ごとに「わずかなすき間」が生じます。
そこにホコリが溜まったり、飲み物をこぼすと下まで流れたりするので、ふき取りがちょっと大変。
こぼした飲み物を放置すると、マットの劣化・カビを招くのでしっかり拭き取りましょう。
それ以外に、換気や掃除でジョイントマットを剥がすときは気を付けてください!
ジョイントマットの組み合わせ方が最初と違うと、うまく繋げられない時があります。
1㎝のジョイントマットを使っていた頃、フローリングの掃除で一度バラバラにしたら、繋げづらくて大変でした…。
2㎝の方が変形しづらくても、長く使えるものなので、ズレのリスクを考えておくと対処しやすいです。
大判ジョイントマットの買い方
大判のジョイントマットはホームセンターで購入できますが、ネット通販を利用するのが理想。
軽いとはいえ、枚数が増えれば場所を取りますし、重くなるからです。
ネット通販はバラ売り対象外が多いため、足りなくならぬよう多めに頼むのが◎。
それに、人気のカラーは在庫切れになりやすく、あるうちにまとめて買うことをおすすめします。
それでも足りなくなって、もしくはしばらく経ってリピ買いするなら、注意が必要です。
凸凹しているジョイント部分、このデザインが異なる可能性があります。
レビューの中には、ジョイント部分の幅や形が合わず「前買ったものと繋げられない…」というコメントを見かけます。
ホームセンターはバラ売りをしていますが、下調べせず買い足すのはちょっと危ないんですね!
同じネットショップから買うことはもちろん、期間が空いたら『リニューアルの有無』をご確認ください。
カラーの選び方
自分の好みを選ぶ他、実用性を踏まえた選び方もあります。
- インテリアに馴染む色。
- 部屋を広く見せたいなら淡い色。
- 子供部屋に置くので子供に選んでもらう。
- 床のゴミを見えづらくしたいなら濃い茶色。
ネット通販で起きやすいトラブルは、「実物が思っていた色と違う」ことです。
私が持っているジョイントマットも、ベージュと表記されていましたが、ややピンクっぽい色と注意書きがありました。
これは、ベージュを選んだユーザーの口コミでも多かった意見です。
口コミはとても参考になるので、目を通してみてください。
まとめ:大判な厚手のジョイントマットで安全&快適に
ジョイントマットの効果や種類、どれもユーザーの需要に合った商品が揃っています。
育児で活用するなら、サイズも厚みも十分なタイプがおすすめです。
小さいサイズよりは少し高いですが、長く使えて、品質も使い心地もきっと満足されますよ。
ジョイントマットの特徴をうまく活かしましょう。