私が数年客室清掃員として働いてきて、職場で取り入れている裏技をご紹介します。
たった数分の時間でも、ノルマが増えるほど時短に繋がりますよ。
体力に自信がない・落ちてきた人にも、おすすめの内容です。

採用されてないホテルで働いているなら、ぜひ導入のご相談を!
裏技で”丁寧さ”をアップ
時間がなかったり体力が持たなかったりして、客室清掃を雑に仕上げる人がいます。
早いのが特徴ですが、インスペの注意が多くなる他、「仕事が雑な人」と悪い印象を持たれがちに。
▼客室清掃のインスペについてはこちら。
裏技によって少しでも負担が減れば、その分清掃に専念できるのです。
たった5分と思っても、ノルマが増えるほど貴重な時間になります。
”丁寧な仕上げ”は客室清掃員の第一の目的のため、裏技を有効に使いましょう。
客室清掃の裏技3選
ここからは、私が実際にやっている客室清掃の裏技をお伝えします。
小さなことですが、やってみる価値アリな内容をまとめました。
カグスベールを使う
カグスベールとは、重い家具を動かしやすくするものです。
ベッドメイキングの負担が大きいため、ここで使います。
全てのベッドに取り付けるのは大変ですが、付け終われば得しかありません。
▼ベッドメイキングを早く仕上げる方法はこちら。
ただ敷くだけでは外れてしまうので、以下の方法で取り付けてください。
準備するものは、接着剤とカグスベールです。
- 必要な数だけカグスベールを開封する。
- 接着剤をカグスベールの内側に塗り、ベッドの脚を乗せる。
- 位置がズレてないか確認したら完了。
接着剤により、ベッドをどれだけ動かしても安心です。
一人でできなくはないですが、怪我防止のため二人一組が理想ですね。
ベッドを持ち上げる人・接着剤を付けたカグスベールを取り付ける人に分かれましょう。
ベッドメイキングしない部屋に印を付ける
環境保護の観点から、連泊だとベッドメイキングを省略するホテルが増えています。
シーツやカバー類は交換せず、数日そのまま使う形(汚れていたら交換)です。

カバー類を付け直さない部屋が多いほど、作業を短縮できます!
ただ、指示書に書いてあるのに、いつもの流れで剥がしてしまうことがあるんですね。
それを防ぐため、私はベッドの上にポップ(部屋に常備する広告)を乗せています。
乗せるタイミングは、10時のドンディスを確認する時です。
フロアを見回るのと合わせて客室に入り、ベッドの上にポップを乗せるだけ。
ベッドの目立つところに置くことで、シーツを剥がしそうになっても視界に入るのです。
これで間違えることはなくなりました。
▼デュベカバーを早く入れる方法はこちら。
前もって指示書を印刷してもらう
清掃指示書の作成は深夜に行われ、配布は就業直前の朝礼時になります。
清掃員が出勤してくる時間帯にはほぼ完成しているので、先に印刷してもらうと就業前に確認ができるのです。
就業時間の1時間前くらいに、印刷した指示書をデスクに置いてもらうと◎。
未記入があるとすれば、アウト部屋が少ないくらいでしょう。
清掃ノルマ数や早仕上げの部屋が分かると、作業の優先順位が考えやすくなります。
▼客室清掃員が得られるスキルはこちら。
また、利用人数の変更による、枕やアメニティの追加も楽です。
一階のリネン庫でそろえられるものは、あらかじめ準備しておいてください。
まとめ:客室清掃の裏技で余裕を持って作業しよう
客室清掃員は、工夫や裏技を使って仕事をこなしています。
プロの作業を行うため、できる手段はしっかり身に付けているのです。
ホテルの方針によりますが、明日からできることもありますのでぜひやってみてください。