客室清掃の仕上がりをキレイに見せるには?少しの違いでお客様の満足度が上がります!

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お客様に、リラックスできる空間を提供する客室清掃。

仕事に慣れてきたら、自分のノルマをこなすだけでなく、質の高い仕上がりにチャレンジしてみましょう。

今回は、客室清掃でキレイに仕上げるやり方・ポイントをご紹介します。

小さなひと手間ですが、そこに気を配ると満足度が上がりますよ!

▼客室清掃のコツはこちらから

この記事がおすすめの人

・客室清掃に慣れてきた。
・丁寧さのポイントを知りたい。
・他のホテルと差を付けたい。

お客様がくつろげる空間を

不特定多数のお客様が利用するビジネスホテル。

出張などの仕事で使われるのがほとんどですが、ファミリー層の利用も多いんですよ。

ただ、たくさんの人が利用する分、クレームも起きやすいです。

そのため、お客様の満足度が下がらないよう、丁寧な仕上がりが大切

新規なら、部屋の状態をリセットさせる。

連泊なら、お客様の荷物や使用物品には触れないよう仕上げます。

仕上げた後に、お客様目線で確認してみるといいですね。

仕上げをキレイに見せるポイント

ここでは、マニュアルに載った仕事の他に、どんなことに気を付ければいいかをまとめました。

客室清掃は「早さ」も必要なので、うっかりミスはたまに起きてしまいます。

この内容以外に、インスペ(仕上げ後の再確認)のフィードバックをもとに、次回へ活かしてくださいね。

リネン系のシワを伸ばす

ビジネスホテルは休む場所で、まず目にするのはベッドだと言われています。

そのため、特に気を配る場所です。

枕・シーツ・掛布団のシワは残さないよう、ピンと張ります!

注意したいのが、クリーニング済みのうちシワつきがまぎれていること。

シーツであれば、シワが目立たない向きへ変えれば大丈夫です。

もし仕上げた後シワに気が付いたら、アルコールスプレーを軽く吹きかけ、シワを伸ばす感じで引っ張ってください。

アルコールが蒸発すると、シワが目立たなくなります。

枕とカバーのサイズが合っていないと、カバーが余ってシワになりやすいです。

ゆとりができてしまうなら、枕カバーに入れる前、枕をちょっと押して空気を抜きましょう

一回り小さくなってカバーに入れやすいですし、元の形に膨らんできたらカバーのサイズにピッタリ収まります。

下の画像も、カバーと枕のサイズが合っていないものです。

下側のカバーを織り込んでいますよね。

下側のカバーを両手で持ち(枕を逆さまにする)、上下に手を振って枕を落とすと、カバーにフィットします。

あとは表面の形をなでて整え、下側のカバーをくるっと織り込めば完了です。

私が表面をなでるときは、膝を曲げてその上でやっています。

シーツ

枕元のシワ折り返し部分、そのわきの場所にある三角折りがキレイに見せるポイントです。

枕元のシワは、お客様から見えない側(壁側)のシーツを引っ張って、そのままベッド下にしまえばOK。

次に、シーツの折り返し部分についてです。

ここは、折り返す前にシーツを手前に引っ張って、シワをできるだけなくします。

それから敷布団の上に折り返し、手でアイロンをかけるようにクセをつけます。

手アイロンが終わったら、折り返したシーツを、壁側だけベッド下に挟むといいでしょう。

一方の垂らした折り返し部分は、外側へ引っ張ればキレイにシワが伸びます。

枕元のシワは、体重がかかると簡単にできてしまうため、手や膝を乗せるのはNG。

三角折りは以下の画像の位置で、シワができやすいです。

キレイに仕上げれば、折られたシーツが三角形になるためそう呼ばれています。

分かりやすい動画がありましたので、ご参考までに貼っておきます。

三角折りについては、3:00くらいからです。

掛布団

掛布団は枕と同じく、掛布団カバーとズレないようにするのがポイント。

四隅を固定する紐も、外れていることがあります。

敷き直す前に、掛布団とカバーの位置を整えましょう

それぞれがズレると、敷いた時に表面に段差ができ、キレイに見えなくなってしまいます。

敷布団が床に付いてはいけないので、そこのチェックもお忘れなく!

さて、シーツと敷布団のセットが終わったら、ベッドを元の位置へ戻しますよね。

壁にこすれて、せっかくキレイにした敷布団がよれてしまうことがあります。

その場合は、足元の掛布団を優しく引っ張ると、シワが整えられます

もうひとつ気を付けたいのが、この画像のように「ベッドスロー」が使われている場合です。

ベッドスローとは、足元にある帯状の布。

これはフットスローとも呼ばれ、海外の”部屋でも靴で歩く習慣”に合わせて使われています。

本来は、靴のままベッドに横たわっても汚れないようにするものなんですね。

飾りの意味合いもありますが、ベッドスローの上に衣類を置かないのがベターでしょう。

ビジネスホテルのマニュアルを、きちんと確認してみてください。

縦と横を意識して揃える

元の位置に備品を戻すだけでなく、縦・横を軸に整えるとキレイに見えます。

ティッシュケースやメモ帳など、角ばったものは扱いやすいですね。

細かいコツの一部が、こちらです。

  • 右か左で先頭になる側を決めてから、アメニティを線に沿うよう並べる。
  • シャンプーボトル類の、ノズルの向き。
  • デスクの縁に合わせて、パンフレット類を配置。
  • 重ねられるものは、ズレないよう揃える。
  • 電気ポットや消臭剤など、丸いものは”ラベル表面”を見せる。

ポイントは統一感です。

利き手に個人差があるものの、ベースは右利き用で置いています

ドライヤーの持ち手の位置や、ハンガーの引っかける方向など、右利き用に揃えると統一感が出ます。

左利きの方は、ハンガーのフックを動かしていることがありますよ!

汚れやすい水回りは入念に

水回りは汚れやすく、キチンと掃除しないと以下の汚れが蓄積し、クレームにも繋がってしまう場所です。

汚れやすい場所の例
  • カルキ汚れ。
  • カビ。
  • 水滴。
  • シャンプー類の液だれ。
  • 排泄物の飛び散り。

シャワーカーテンもカビやすいため、しっかり乾かさなくてはいけません。

清掃が終わった後、乾きやすいよう広げて時間を置きましょう。

喫煙部屋であれば、ヤニ汚れも壁やドアに蓄積します。

いきなり洗剤を使わなくても、熱湯のシャワーで予洗いしてみてください。

もしくは水拭き・乾拭きだけで落ちるものもあり、時短になります。

カルキ汚れとカビは、掃除に時間を要するので、ミーティング時やマネージャーに相談がおすすめ。

スポット清掃になったり、業者に任せたり、情報を共有しながら策を考えます。

まとめ:シワ・汚れをなくした統一感でキレイな仕上がりに!

ビジネスホテルの稼働率はシーズンごとに違い、遠くから足を運ぶお客様のために24時間営業しています。

その一員である客室清掃員の仕事は、重労働・大変と言われる分、やりがいや達成感を得られる職業です。

仕事の流れが身についてきたら、次のステップである「仕上がりの美しさ」に挑戦してみましょう。

気持ち良い空間づくりは、仕事を楽しむ一環になりますよ!

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