私は子供の頃から人付き合いが苦手で、大人になっても変わりませんでした。
自分が生きやすくなるために、人付き合いを避けるようになります。
心が軽くなって過ごしやすくなる一方、考え方を変えて後悔したことも。
今回は、人を避けることで得たものと後悔したものをまとめました。

後悔したままにせず、どうしたらいいかを自分なりに考えています。
一人の方が気が楽だった
私はこだわりが強く、それに反すると不安になり慌ててしまいます。
頭で理解していても感情が追い付かず、後で落ち込むんです。
そんな私に、人間関係を築くハードルは高すぎました。
病院へ行き、特性を医師から告げられた瞬間、気持ちが楽になったのをよく覚えています。
しばらくして、人との距離感を考え直すようになったのです。
一人で過ごすメリット
後悔はありつつ、コミュニケーションを減らすことはメリットがたくさんありました。
個人的に、プラスだと思ったのがこちらです。
- 時間を好きなように使える。
- お金のやりくりがしやすい。
- 自分でルーティーンが組める。
- 価値観の違いでぶつかることがない。
- 自分の言動で人に迷惑をかけにくい。
- 比べる機会が減って自己肯定感が保たれる。
ひとりでいれば、相談することも不要で自分で決めていいんです。
ストレスも減って、自分軸で過ごして良いんだと開放感がありました。
それまでは、相手の求めるものだけ考えたり、沈黙が怖くて余計なことを言ったり…。

メンタルが疲れる・落ち込むことが減りましたね。
ひとりはデメリットもある
行動や思考をひとりでやろうとすると、もちろんデメリットも出てきます。
心の健康が大切なので、過ごしやすくなる手段・安堵(あんど)を感じる時を考えてみてください。
私は人付き合いを減らすのを優先しましたが、後悔がいくつかありました。
人を避けて後悔したこと
私は30代になるまで、積極的にコミュニケーションをとろうとしていました。
ただ、辛さに耐えられず気持ちを切り替えたことで、別の結果を招くことに。
個人的な意見としてご参考になさってください。
1.価値観が偏る
人と話すことが減るため、意見の相違を感じづらくなります。
つまり、自分の考えや行動が正しいと思い込みやすくなるんです。
価値観と違う状況になると、ストレスが溜まったり焦ったりしました。
話せる人がいないので、モヤモヤを抱えたままネガティブな気持ちが膨らみやすくなるんですね。
人が苦手なはずなのに、「誰かに言ってスッキリしたい」と自分勝手な矛盾が生じた。
他者へ攻撃的になりやすい
価値観の偏りが長引くと、相手に対する思いやりや配慮が欠けていきます。
表面では分かっていても心根は自己中心的になり、相手のせいにしたり自分は悪くないと思ったりしがちなのです。
2.表情筋が衰える
話す・笑う機会が減り、顔のたるみや小じわが増えます。
今までは無理をしてでも人と接していたので、その変化に驚きました。
見た目では分かりにくくても、頬の肉が下に引っ張られているような感覚に。

”生き様が表情に表れる”とは、こういうことなんだな…と。
また、口角が上がりにくいことで、笑顔が不自然になりました。
普通に加齢も関わっていますが、老いが早まったと思います。
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3.ふと寂しくなる
寂しさを感じるのは、デメリットの典型例です。
遊んだり他愛無い話をする相手はいないので、寂しい時は人気(ひとけ)のある場所へ行きます。
いわゆる”おひとり様”状態になり、行先によっては「あの人ひとり?」と視線を感じることも。
視線を気にする人は、外出先が限定されやすい。
メンタルが不安定だと、その気持ちに付け込まれる可能性があります。
4.人との繋がりで得るものを逃す
誰かからの紹介や誘いの機会が減り、チャンスを逃しやすいです。
というのも、私の両親はアクティブな方だったので、いろいろな経験をさせてくれました。
自分が求めなくても、相手が与えてくれることに甘えていたのかもしれません。

現在は反対の行動をとることで、差をひしひしと感じています。
恩恵を受けているのは、両親が与えてくれたものと、若い頃の自分が築いたわずかなものですね。
行動しなければ何も進まない
コミュニティがとても狭いので、自ら行動しないと時間が溶けるだけです。
もし誰かかからの誘いがあったとしても、遠慮すると同じ事に。
別のやりたいことがあれば別ですが、繋がりが減ることで選択肢が狭くなります。
5.頼れる人が限られる
体調や子供のことで、困った時に頼れる相手が少ないです。
数少ない頼れる人がいたとして、何度もお願いするのは負担になってしまいます。
そのため、基本は自分でなんとかするしかありません。
結果、職種や働く時間が制限されたり、お金のやりくりで困ったりするのです。

家事代行サービスはお金がかかりますしね…。
人を避けるメリットを活かすには?
デメリットを踏まえ、プラスに考えるにはどうすればいいのでしょうか。
人を避けるメリットを活かし、ポジティブに過ごす私なりの方法をご紹介します。
1.読書(没頭できる何か)をする
ネガティブは余計な心配や寂しい気持ちの原因になるので、夢中になれる何かが必要です。
趣味があれば構いませんが、コストがかからず日常に取り入れやすい読書がおすすめ。
本を読むことは、以下のような利点があります。
- 語彙が増える。
- 考える力が養える。
- ストレス解消に繋がる。
- 夢中になり雑念が消える。
コミュニケーションでも役に立ち、言葉の伝え方や捉え方が養えますよ。
読書をしない人は慣れるまで大変ですが、様々な本に触れると一定のラインを超えることがあります。
楽しい・もっと知りたい、に変わるのです。
私はそれを「限界突破」と呼んでいるのですが、興味のあること・好きなことをやってみてください。
「無理」なら辞めて「面倒」なら続ける
限界突破には条件があり、それは無理or面倒どちらなのかということです。
読書は嫌いじゃないけどちょっと面倒くさいと思うなら、やる価値あり。
体調やメンタル面で、「読書は無理…」と思ったら辞めましょう。

相性の良いものが一番です!
2.SNSは適度な塩梅で
SNSは、メンタル安定やモチベーションアップのために利用するのが◎。
承認欲求が目的になると、黒歴史や妬みといった悪い影響に陥りやすいからです。
励ましや労わり・自分と似た境遇の人・推し活など、ネガティブから脱せるものが多々得られますよ。
無知を悪用する人除け&人脈が目的ではない人は、この場でも深い付き合いは避けよう。
3.仕事上の人付き合いはする
デメリットでお伝えした通り、人との関わりを避け過ぎても悪影響になります。
そのため、簡単な挨拶やメールなどで、ある程度は接点を持った方が良いです。
仕事の相談・仲間への気遣いなど、仕事上必要な関わりでOKですよ。
気を付けたいのは、プライベートの深堀りや愚痴を言わないこと。
女性が多い職場なら、あっという間に広がりますのでご注意ください。
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挨拶でほぼなんとなかなる
挨拶には、良い印象を与える・緊張をほぐす・活力のあるスタートがきれるなどのメリットがあります。
無視したり否定の言動をしたりしなければ、ライトな付き合いがしやすいということです。

”浅く・広く”の、丁度いいラインになるんですね!
ただ、その振る舞いを苦手とする人もいるので、合わない人とは距離を置きましょう。
まとめ:人付き合いの後悔はなるべく繰り返さない
人付き合いって難しいですよね。
私は苦手で諦めた一人ですが、前より過ごしやすくなりました。
どんな選択であれ、後悔を糧として気楽にやっていきましょう。