ディズニーは、様々なサービスでゲストを迎えます。
その中で、ダス(DAS)というサービスはご存じでしょうか?
今回はディズニーのダスについて、申し込み方法・使い方・注意事項などをご紹介します。
私の経験を踏まえ、詳しくまとめました!
この記事がおすすめの人
・ダスの正しい使い方を確認したい。
・ダスはずるいと思ったことがある。
ディズニーのダスとは?
ディズニーのダス(DAS)とは、「ディスアビリティアクセスサービス」を略したものです。
以下のような、障がい者手帳を持つ人が使えます。
- 身体障がい者手帳。
- 精神障がい者保健福祉手帳。
- 愛の手帳や緑の手帳(療育手帳)。
この他、被爆者健康手帳・戦傷病者手帳など、障害福祉サービスに関する受給者証も含まれます。
当時3歳の娘が持っていたため、このサービスを利用することに。
ダスはどんなサービス?
ダスは、ディズニーを満喫できるよう考えられたサービス。
長時間並ぶのが難しい人・乗り降りで手助けが必要な人へ、サポートしてくれます。
利用するにあたって、お金はかかりません。
ディズニーは、たくさんの人が来ることで起こるケースも想定済みです。
落ち着きがなかったり、人混みで騒がないか不安だったり…そんな悩みを解消してくれます。
娘は集中力が持たず、じっとしていられないのでとても助かりました。
回数制限はなく、ルールを守れば何回でも使えますよ!
ダスは何人まで使えるの?
ダスの利用人数は、「手帳を持つ本人の他、5名までのグループが対応」と公式に書かれています。
つまり、障がい者手帳を持つ人+付き添い含めた5人、計6人がアトラクションを利用できるのです。
(キャラクターグリーディング施設については、本人+付き添いの9人、計10人が対象。)
ただ、例外もあるようで、私の時は人数が違いました。
後で詳しくご説明しますね。
ダスが使える施設
ディズニーランドにて、ダスの対象施設は以下の通りです。
- 園内のアトラクション。
- ミニーのスタイルスタジオ。
- ミッキーの家とミート・ミッキー。
- ウッドチャック・グリーディングトレイル。
2~4は、グリーディング(キャラクターと触れ合ったり写真を撮ったりできる)施設になります。
「レストランでダスが使えるか」についてですが、そちらは対象外なのでご注意を。
モバイルオーダー可能なお店がおすすめです。
プライオリティパスやDPAと併用できる
ダスの待ち時間中、プライオリティパス・DPAの取得は問題ありません。
プライオリティパスは、東京ディズニーリゾートの40周年記念で開始されたサービス。
期間限定かと心配していましたが、イベント終了後も使えて一安心ですね。
ダスと併用すれば、乗れるアトラクションが増やせそうです。
全く別のサービスなのでプレミアムアクセスは使えます。
プレミアムアクセスを使うので、ダスはいらなくなりますね。(一部引用)
ちなみにプライオリティパスは、「終了日が決まり次第お知らせする」と公式サイトに載っています。
サービスがあるうちに行った方が、断然お得なのです。
ダス登録から申し込みまでの流れ
ダスを使うには、登録→申し込み(ダス利用)の流れになります。
必要な物は、チケットが表示できるスマホ・障がい者手帳だけでOK。
以下が、それを要約した内容です。
- 【登録】施設にいるキャストにダス登録をお願いする。
- 【登録】障がい者手帳をキャストに確認してもらう。
- 【登録】ダス利用上の説明などを受けたら、登録完了。
- 【申し込み】希望の施設にいるキャストに声をかける。
- 【申し込み】人数分のチケットを読み取ってもらい、指定の時間を教えてもらったら申し込み完了。
- 別の場所で待ち時間を過ごす。
- 約束した時間に施設へ行き、ダス利用のことをキャストに伝える。
最初に登録することで、療育手帳を出すのは一度で済みます。
その後のダス利用は、キャストに声をかけるだけで大丈夫です。
次に、内容を詳しくご説明していきますね。
ダスの登録方法
ここからは、ダスの詳しい登録方法をご紹介します。
登録完了まで15分前後なので、ひとつずつ確認していきましょう。
1.アトラクション(グリーディング施設)で登録
ダスは、アトラクション(グリーディング施設)にいるキャストに登録してもらいます。
読み取り機が必要なため、それを持っている専用キャストに案内してもらう形です。
ディズニーのチケットは、3歳以下は無料です。
チケットが不要な小さい子なら、同伴者を登録することになります。
顔写真は子供で、チケットは同伴者を登録…という感じです!
なお、ディズニーランドの「メインストリートハウス」ではダス登録をやっていません。
引用:東京ディズニーリゾート
前はそこでも受け付けていたため、行ってしまう人がいるようです。
間違えてメインストリートハウスへ行っても、正しい場所を教えてもらえるのでご安心くださいね。
顔写真を撮らない場合もある
ダス登録では、顔写真を撮らない場合もあるようです。
私がディズニーに行った時は雨が降っており、娘はベビーカーに座っていました。
ベビーカーカバーをかけていたところ、「写真が鮮明に撮れないので、今回は撮影を控えますね」と言われたのです。
そのため、乗りたいアトラクションのキャストに「私の娘です」と都度伝えるようお願いされました。
また、キャストがゲストの持ち物に触れることはしませんでした。
手帳を開くのも私、キャストがベビーカーカバーをめくることもせず。
人それぞれの特性を刺激しない気遣いを感じましたね。
グループの対象人数はアトラクションによる
ダス利用上限は6名(アトラクション)と聞いていましたが、私の時は7名登録してもらえました。
理由を聞いたところ、搭乗人数と比例するようです(2024年12月現在)。
例えば、ディズニーランドの「美女と野獣」は1台10人乗り。
最大10名まで、利用OKと言われました。
一方、2~3人乗りのアトラクションは最大6名まで。
アトラクションごとに利用人数が違うため、大人数でなければ全員登録してもらえそうです。
2.ダスを利用する上での説明を受ける
写真撮影とグループのチケットが登録出来たら、利用上の項目を一緒に確認します。
キャストが手助けするサービスの内容・注意事項が書かれています。
書かれていないことでも、聞けば教えてくれますよ♪
説明を聞くのは、2人以上が◎。
情報が共有しやすく、子供が癇癪を起こした時に任せる人がいると話を聞きやすいからです。
キャストからの説明が終われば、登録完了となります。
ダスはチケットとリンクしており、日付が変わると有効期限が切れる(登録解除は不要)。
ダスの申し込み方法
ダス登録は、最初のステップ。
それが終わったら、利用したいアトラクションへ申し込みをします。
では、具体的な流れを見てみましょう。
1.アトラクションの前にいるキャストに言う
アトラクション(グリーディング施設)前にキャストがいるので、声をかけます。
「ダスを利用したいんですが…」「ダス利用をお願いします」などで大丈夫です。
グループの人数を伝え、人数分のチケットをキャストに見せてください。
キャストが、専用の読み取り機で受け付けてくれますよ。
声をかける前に、チケットを表示させておくと申し込みがスムーズ。
申し込みが済んだら、「○時○○分~○時○○分の間に来てもらえますか?」とキャストに言われます。
20分程度だったら、遠くへ行かないようにしましょう。
アプリにも時間が表示されて、確認も簡単です。
2.指定の時間にアトラクションへ行く
時間が近づくと、アプリからお知らせが届きます。
別場所なら、以下のことがあるので早めに行動するのがいいでしょう。
- トイレを済ませる。
- ベビーカー置き場の確認。
- 手帳を持つ本人の体調確認。
ベビーカー置き場はアトラクションの近くで、すぐに見つかります。
時間に遅れるとどうなる?
前もってキャストに確認したところ、5分くらいなら遅れても乗れるとのことでした。
大雨や猛暑などの気候も関係し、大目に見てくれる場合も。
ただ、理由があって約束をしているので、遅刻は好ましくはありません。
厳しいキャストになると、時間内でなければNGが出ます!
焦らないよう、余裕を持つことが大切です。
3.プライオリティパスの通路から入場
目的地に着いたら、近くにいるキャストに「ダスの利用時間で来ました」と伝えます。
ここで、申し込んだチケットを確認されます。
人数分のチケットをアプリで表示させ、キャストに読み取り機でスキャンしてもらったら完了。
スタンバイエントランスとは別の通路に案内されるので、その通りに進んでください。
プライオリティパスやDPAの通路は、元ファストパスで使われたものです。
※DPA:1回2,000円かかる有料のサービスで、時間指定や予約ができる。
しかし、”ピーターパン空の旅”や”空飛ぶダンボ”はそれがありません。
その場合は、キャスト用の通路から案内してくれます。
ダスはずるい?利用する注意点
注意事項の説明を受けますが、あらかじめ知っておくと動きやすくなります。
情報を勘違いすると、ダス登録は厳しいです。
1.障がい者手帳は原本のみ有効
障がい者手帳などは、原本だけ受け付け可となっています。
コピーや口頭で、ダス登録はできません。
原本を忘れたら、残念ながらダスは使えないのです…。
普段のバッグと、旅行用バッグが違うと忘れる可能性大。
持ち物リストに、きちんとメモするのをおすすめします。
障がい者手帳は使用頻度が少ないため、数日前から準備してもいいでしょう。
▼療育手帳以外の持ち物はこちら。
2.ダス利用中は他のアトラクションに乗れない
ダスを申し込んだら、そのアトラクションを乗り終わるまで別のアトラクションは利用できません。
別のゲストは並んでいるのに、待ち時間を省くことになるからです。
しかし、ゲストの中には、ダス登録をした直後に別のアトラクションに並ぶ様子を見た人もいます。
「ダスはずるい」と言われる原因に…。
ゲスト全員にダス確認はしませんので、言わなければバレないからでしょう。
長時間アトラクションの列に並べないはずなのに
待機中に別のアトラクションに並べるというのであれば
DASを利用する必要の無い方と言う事になりますね。(一部引用)
他に、以下の誤情報が出ています。
ダスに詳しくないキャストがいると、間違った情報が広がる原因になります。
皆が楽しむため・ルール違反の横行でダスが廃止されないために、マナーは守ってくださいね。
3.待ち時間そのものは短縮されない
「ダスは待たないor待ち時間が少ない」と思う人も少なくありません。
しかし、過ごす場所が変わっただけで、待ち時間は発生します。
このサービスは、プライオリティパスと間違われやすいですね。
通路がプライオリティパスと同じこともあり、情報がもつれるのでしょう。
プライオリティパスはアプリで取得できるが、ダスはキャストを通さなければ申し込めない。
ダスが出始めたばかりの頃は、待ち時間なしで案内していたようです。
しかし、ダスの対象ではないゲストからの不満が多く、現在の方針に変わりました。
「こっちがちゃんと列に、並んで待たないとダメなのに、何で障害を持っているやつだけ、並んで待たずに、いきなり入れるんだよ?ズルいじゃないか(怒)。」、っと怒る人も中にはいるので(前のゲストアシスタンスカードだった時実際には過去にも、パークでそのようなトラブルがあったようで、今のシステム内容に、変更等をせざるを得なくなったようです。)
4.乗り場で少し待ち時間が発生する
ダスは、乗り場までショートカットできます。
ただ、直接搭乗口まで行けるルートではないのでご注意ください。
主にプライオリティパスの通路から入り、途中からスタンバイエントランスの列と合流します。
待ち時間がかなり短縮され、本人のメンタルを考えればありがたいサービスですね。
ファンタジースプリングスでダスを使いたい時は?
新エリアで人気の、ファンタジースプリングスでもダスは使えます。
しかし、ファンタジースプリングスは入場条件があり、それを満たさないとエリアに入れません。
条件は、ディズニーシーのパークチケット+アトラクションのスタンバイパス(無料)の取得です。
もしくは、シーのパークチケット+DPAを購入することになります。
3歳以下の子供は、同伴者がパスかDPAを持っていれば利用できる。
アトラクションの利用時間に、入り口のキャストに声をかけてください。
このことは、公式の「よくある質問(引用:東京ディズニーリゾート)」にも載っています。
「DASだから取得(購入)しなくていい」という訳ではないんですね!
まとめ:ディズニーのダス攻略で家族旅行を楽しもう
ディズニーのダスは、ハンデがある人はとても助かるサービスです。
ダスのおかげで、娘も私も負担が減ったのは間違いありません。
ダスは、大切な人と思い出を作れる必要なサービス。
対象者はマナーを守り、マイナスな評判が立たない使い方をしましょう。
ダスのよくある質問は公式に載っているので、こちら(引用:東京ディズニーリゾート)をご覧ください。
※ご紹介した内容は、2024年12月現在の情報です。