ミニマリストを意識したばかりは、家具(家電)はどうしようか、一度は悩みますよね。
スッキリした部屋をおすすめしている私も、必要な物だけを持つ生活になる前は、大きい家具ばかりでした。
昔ながらのタンスや、一軒家向きの大きいソファなど、持ち上げるのがやっとなものが多かったです。
ミニマリストへの進め方を、失敗談も含めてお伝えします!
今回は、実体験で学んだ断捨離のポイント、捨てた家具や家電、買い替えたものなどをご紹介します。
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この記事を読んで分かること
・大型家具や家電の楽な処分とは?
・買い替えて得したもの
断捨離を決めた5つの理由
うちのリビングはそんなに広くないのですが、大型の家具が部屋を埋めている状態。
隣に和室がありますが、マットレスを2つ敷く場所(寝室)になっており、あまり物もおけません。
家族が増えるタイミングだったこともあり、「もっとゆとりのある空間が欲しい!」と思ったのがキッカケです。
これを機に『一人で持てないものは、できるだけ置かない』という考えになりました。
部屋の模様替えが好きだったこともありますが、これからご説明する5つの理由があったからです。
1.広い居住スペースの確保
当たり前ですが、物が多いほど生活空間は狭くなります。
しかも、いらないもの・使わないものが置いてある、無駄なスペースは勿体ない。
子供がおもちゃを広げて遊べるくらいの場所を作ろう、というのが理由のひとつです。
ソファはあったものの、2.5人分と4人家族にとっては狭め。
床でゴロゴロできる、まったり過ごせる広さが欲しかったからです。
また、地震などの自然災害が起きた時、物が少なければケガをするリスクが減ります。
自然災害は大げさ…という方もいらっしゃいますが、私は東日本大震災と関東・東北豪雨災害を経験しており、念には念を入れるようになりました。
後片付けも時間がかかりません。
2.家具の角で子供が怪我をしないか不安
子供がいると、今まで気にしていなかったことでも、気を付けなければいけない内容がどんどん出てきます。
家具の隅もそうです。
まず、角に付けるクッション材を買ってみたのですが、子供が剥がしたり壊したりして、あまり意味はありませんでした。
小さい赤ちゃんでも、力はすごいです。
もう少し大きくなって、いろいろなものに興味が出てくると、口に含むようになります。
歯が生えると食べてしまうこともあるので、クッション材はボツに。
だからといって、ずっと目を離さずにいるのも難しいところ。
ケガを予防できる家具探しを決めました。
3.リビングに子供のおもちゃ箱を置きたい
今までは、リビングの隣にある和室に、おもちゃを置いていました。
ただ、エアコンを使う季節になると、和室への戸は閉めるので、用があるたびに開け閉めすることになります。
このことで、以下のことが気になってきました。
- 子供が戸を閉める音が大きく、近隣(アパート)住人に迷惑がかかるのではないか
- 子供が「片付けが面倒・大変」なイメージを持つのではないか
- 下の子はドアを開けられず、欲しいおもちゃが選べない
これらの理由から、おもちゃ箱は、直接アクセスできるリビングにしてみることに。
家族だんらんの場所で、親子で遊ぶ理想を実現させるには、リビングにそれなりの広さが必要です。
棚に入らない大きいおもちゃも、その周りに置きたいというのもあります。
4.掃除に手間がかかる
物が多いと、掃除が大変になります。
床にあるものをどかして、掃除機をかけて、元に戻す…。
面倒になってやらなくなると、あっという間にホコリが溜まる。
ホコリは嫌でも、掃除も手間で嫌になる悪循環。
小さな作業でも、毎日続くとストレスを生むので、家具自体を減らします!
5.不要なものが溜まる可能性アップ
テレビ台の収納棚や、ローテーブルの引き出しなど、入れる場所がありませんか?
後で整理しようと思っても、そのままになりがちな部分です。
スペースがある分、最初はしっかり仕分けていても、慣れてくると、雑にしまうようになります。
見返したら、不要な書類がどっさりなんてことも。
限られた空間をどこまで有効に使えるか、生活動線を見直なくてはと思いました。
断捨離する前にやっておくこと
家具や家電の場合、生活に深くかかわるものなので、少しずつ減らすのか・一気にまとめて減らすのか、流れを整理します。
必要・不要の選別
思い出の品は後回しで、スタートは「もし間違えて捨てても、買えるもの」から始めてください。
思い出系の家具は、大きく2つに分類されます。
- 勉強机や嫁入り道具など、家具自体に思い入れがある
- 収納棚を片付けたいけど、アルバム・本・録画したDVDなどが入っている
思い出系は、眺めて時間が経ってしまったり、勢いで捨てて後悔したりするケースが多いです。
それらは、以下のような対処法があります。
持っているだけで安心するものはとっておく | 「お守り」のような役目 |
スマホで写真を撮ったら手放す | 形に残らなくても、心に残れば満足するもの |
可能なものはデータ化 | アルバムや本など(バックアップも) |
目的は、部屋をスッキリさせることだとしても、捨てたい気持ちに流されないよう気を付けます。
中には、必要なものでもコンパクト化できるものがあります。
ネット通販で、「ミニ」「コンパクト」などを付けて検索すると、関係する商品が出てきますよ♪
使っているものと交換したいなら、どんなタイプがあるか調べましょう。
家族や同居人に相談
家族と同居の場合は、勝手に捨てるとトラブルを招きやすくなります。
(ちなみに、一人暮らしの方は自分の判断で大丈夫です。)
基本的に、相手の自室には触れない、人の物には手を付けないことがマナー。
テレビ・冷蔵庫・リビングの一部収納など、共有している物だけ着目し、しっかり確認すること。
相手の意見を否定したり、自分の意見を押し付けてはいけません。
お互いが納得する、中立の方法を見つける相談ということを、お忘れなく…!
買取業者を探す
困るのは、重くて大きいもの…外に運び出すだけでもとても大変です。
運ぶのに慣れていないと、物に傷をつけたり、自分がケガをしたりする恐れがあります。
粗大ごみの費用もかかります。
リサイクルショップを利用すれば、わずかですが不要な物がお金になる場合も。
家まで来て査定してくれる店舗(出張買取)を、見つけておくと楽ですよ。
私の場合は、収納棚やテーブルなどが1つ300~500円。
家具が大きめでも小さめでも、買い取り額の増減は、あまり関係ない感じでした。
買い取り業者を利用する注意点
物の状態が悪いと、買取に至りません。
汚れや傷が目立つことをはじめ、パーツの不足や一部破損も買い取りに関係します。
中古ということで、状態が悪くても買い取ってくれる場合もありますが、査定額は低くなるでしょう。
汚れは掃除をすれば少し落とせるので、クリーニングしてから査定した方が価格が上がりやすいです。
出張買取だと、「出張費」がかかるケースがまれにあるのでご注意ください。
事前相談として、ラインやメールなどで業者に画像を確認してもらった方がスムーズです!
断捨離したもの 買い替え無し編
ここからは、私が断捨離したものをご紹介します。
まずは、買い替えがなかったものです。
ローテーブル
縦40×横100×高さ30㎝くらいの引き戸収納付き、しっかりした造りで重さもありました(画像はイメージ)。
見た目は素敵だったんですが、低い家具なので、長女が歩くようになってから角が危ないと思うように。
一旦は別室に置き、おもちゃと絵本置き場にして、新しいおもちゃ収納棚と入れ替える形で手放しました。
うちはダイニングテーブルがあったので、食事や座り仕事などはそこで済ませています。
ローテーブルが1つしかないご家庭は、幼い子供の手が届きづらいダイニングテーブルに買い替えることをおすすめします。
天板付きのスチールラック
スチールラックは、一人暮らしを始めるときに買ったものです(画像はイメージ)。
当時、備え付けのガス台を掃除するのが面倒だったので、その上にスチールラックを設置して電子レンジを置いていました。
その後、引っ越しをしてもスチールラックは捨てずに、机代わりに使っていました。
それから、模様替えをする度に用途は変わり、玄関の荷物置き場・テレビ台・長女の机など…。
使い勝手は良かったのですが、あくまで代用品だったんですよね。
なくても困らないし、「必ず要る」という訳ではなかったので手放しました。
電気ケトル
まさに文明の力ともいえる商品で便利でしたが、使っていくにつれ気になることが出てきました。
- ガスより早く沸くが、かかる時間に大差ない
- カルキ汚れなどの、掃除が面倒
- 調理台の近くにコンセントが無いと、使いづらい
- 瞬間的にたくさんの電気を使うので、家電の併用がしづらい
お湯を早く沸かすだけなら良くても、管理の手間を考えると…不要なものと判断しました。
賃貸だと、スペースやコンセントの位置が限られており、丁度いい場所がなかったのも理由です。
タコ焼き機とミニ電動鍋
これらは数回使ったきりで、眠っていた家電です。
私の実家では登場したことがなく、元々馴染みがなかったもの。
タコ焼き機については、火加減にバラつきがある点も、使いづらく感じていました(確か2,000円くらいの安価)。
それぞれの家電を持っていなくても、プレートを変えるだけの「オールインワンで使える調理器具」もありますよね。
もし使うとすれば、それを買いたいと思います。
このような家電は、使う・使わないがご家庭によってハッキリ分かれるので、使用頻度でよく考えてみてくださいね
断捨離したもの 買い替え有り編
ここでご紹介するのは、空間を有効に使えること・デッドスペースをなくせるよう、「コンパクト」をテーマに買い替えたものです。
テレビ台 → コーナータイプへ
使っていたテレビ台はしっかりしたサイズ感で、重さは30㎏くらいあったと思います。
収納扉に、イタズラ予防のストッパーを使ってみましたが、案の定子供に壊されました…。
収納は空っぽにせざるを得なく、使えないならコンパクトなものを買おう!となり、新しいテレビ台と入れ替えました。
それがこちら↓
コーナーに収まるので、家具の角を気にしなくていいし、コンパクトだから部屋が広くなりました。
シンプルで組み立てが簡単、軽さも嬉しいポイントです。
唯一気になるのが、真ん中の棚は”ガラス”なので、取り扱いに注意が必要なこと。
子供が大きくなるまでは、外したままにしておきます。
よく探してみたところ、ガラスではなく木製の商品(アイリスオーヤマ)もあったので、デザインやサイズを気にしなければ木製がいいですね。
出展:アイリスプラザ
また、買う前にお持ちのテレビが台に乗るか、確認しておきましょう。
うちのテレビは32型なのですが、このテレビ台に乗せられるサイズをひとつオーバーしています。
でも、テレビの足は台にしっかり収まっており、乗るには乗るので自己責任です。
▼これに合うテレビガードの記事はこちらから
ハンガーラック → 物干しざおへ
洗濯物を干す場所として、キャスター付きのハンガーラックを持っていました。
しかし、洗濯物が乾きにくく、キャスターだと床が傷つくかもしれなかったので専用のハンガーラックを購入。
それがこちら↓
これは、ニトリの「ステンレスX型物干し エルテ」という商品です。
- 工具不要で、女性一人でも組み立てが簡単
- 長さが伸縮可能で、大型の洗濯物や布団も干せる
- ハンガーが動かない場所が便利
- たためば厚さは5㎝になり、すき間収納OK
- 軽くて(3.8㎏)、持ち運びがラク
雨の日、家族が多い方でも、18㎏までの洗濯物をかけることができます。
赤ちゃんがいれば、これを使って室内干しオンリーにするのも◎。
出展:ニトリネット
逆に、デメリットは以下の通りです。
- 組み立て中、ネジを締めるのに少し力がいる
- 子供が、鉄棒代わりに遊ぶことがある
- 洗濯物に手が届くので、幼い子供は気になって触ってしまう
また、私の使っている物干しは、1か所だけネジを締めきっても固定されない部分があります。
伸ばすとたまにポールが抜けるので、不良品だったのでしょう。
しっかりはめ直せば問題ないので、使い続けています。
子供が遊んでしまう点については、子供が入れない部屋に移したり、天井に突っ張り棒を設置して干したりしました。
タンス → 衣類収納ケースへ
タンスを手放した理由は、ミニマルな生活をするようになって衣類が減り、容量を使いこなせなくなったからです。
木製で湿度の影響を受けやすく、開閉しにくくなることも不便でした。
そのため、今はニトリの「押し入れケース セレス」を使っています。
出展:ニトリネット
セレスには幅広のワイドタイプもありますので、ご自宅の収納スペースに合うものをお選びいただけます。
開け口には、直接油性マジックで名前・用途を書きました。
アルコールで簡単に消せるので大丈夫ですが、見た目を気にする方はシール系がキレイにまとまります。
このケースのおかげで、私と娘たちの衣類はまとめて収納でき、空間が増えました。
このような収納ケースだと、引っ越しのとき段ボールへ入れ替えなくても(開け口はガムテ固定)問題ないので、手間も省けます
ベッド → 敷布団へ
子供と安全に一緒に寝るため、床から高さのあるベッドをやめました。
『ベビーベッドは、いずれ物置になる』という口コミを参考にして、購入やレンタルは不要と判断しています。
買い替えたのは、ニトリの「高反発マットレス アルト」の、セミダブルとダブルのマットレスです。
出展:ニトリネット
ダブルだけじゃ狭く感じて、手足を伸ばして眠れるスペースを確保しました。
繋げて寝ていますが、動くと滑るのが難点ですね。
すき間ができるので、気になる方は固定ベルトを買うか、滑り止め加工のマットレスがおすすめ。
私の場合、部屋とベッドの幅がたまたまピッタリだったので、ベルト等の買い足しはしていません。
▼ニトリのマットレスについての記事はこちらから
断捨離したもの 失敗編
失敗したのはテレビです。
ほとんど付けることがなく、置物のようになっていたため手放したのですが、「やっぱり必要!」と主人から相談がありました。
子供も教育テレビを楽しんで見ており、私の捨ての気持ちが極端になった悪い例でした。
この時に、買い替えや捨てるものの、価値観を主人と相談したところ、
主人 | 基本は壊れるまで使う |
私 | 耐用年数を過ぎる前に買い替える |
という考え方の違いが分かりました。
主人の考え方でもアリだと思ったので、ベースは『壊れてから買い替え・捨てる』ことに。
冷蔵庫や洗濯機など、ないと困るものは、耐用年数が近づいたら相談させてもらう形で落ち着きました。
失敗を繰り返さないために、相談を重ねることは必要だと再確認できた出来事です。
▼主人とのエピソードはこちらから
断捨離した家具・家電のまとめ
居住空間が広がると、自然と片付けや掃除も意識するようになります。
「心の安定は、部屋の整理整頓に現れる」と言いますよね
過ごしやすい部屋づくりの手始めに、所有しているものの選別を、少しずつチャレンジしてみてください。