客室清掃員になると、お客様のチェックインまでに仕事を終えねばなりません。
ただ、ノルマが多くても急ぎ足にならなくても、間に合わせるコツはあります。
今回は客室清掃が早い人について、仕事中にやらないことをご紹介します。
やることが多いので、”やらない”選択で時短しましょう!
この記事がおすすめの人
・客室清掃の研修期間を終えた。
・清掃で焦ったり小走りしたりしがち。
客室清掃に慣れたら早さを意識
前提として、客室清掃の仕事は”丁寧さ”が一番です。
丁寧な仕上げが身に付いたら、やっと早さを意識できるようになります。
会社によっては、早さを評価するところもあるでしょう。
しかし、ベッドがシワだらけ・机や鏡に汚れが残っているなどはクレームに繋がる可能性大…。
研修で教えてもらったことをやりつつ、インスペで先輩の仕上がりを学んでいくのです。
先輩のインスペで良かった点を、積極的に見つけてみよう。
焦りは怪我や体調不良の原因
気持ちに余裕が無いと、焦ってミスを招きやすくなります。
仕事に一生懸命なのは良い事でも、体調を崩しては大変です。
私の職場にも、以下の理由で休職した人がいました。
- 移動は駆け足の人が、体調不良で数か月の休職。
- ノルマに追われ急いでいたら、リネン袋に足を取られて床に肩を強打。
- 荷物を早足でまたごうとしたら、キャリーケースのローラーに足が乗り捻挫。
これは一部で、他にも休職せざるを得ない事例はあります。
冷静さは大切なので、焦る原因がないか振り返ってみましょう!
客室清掃が早い人のやらないこと
ビジネスホテルの客室清掃は一人で行うため、先輩の仕事を全て見ながら…というのは難しいです。
ただ、フロアが同じ時はあるので、動きやルーティーンがなんとなく分かります。
それを参考にして、自分流に変えていくのがベスト。
相談・観察を経て、私が知った「早い人がやらないこと」をご説明します。
やらないこと1.ペースを落とす
シンプルな話ですが、手を動かせば進みますし、止まれば仕事も滞ります。
指示されたノルマは自分がやるしかないので、手を止めないことを意識してみてください。
注意したいのは、やる気とマイペースを維持する事です。
ある程度急ぐこと(やる気)は念頭に置き、あくまでマイペースに。
その源になる集中力ですが、継続するにも限界があります。
最大90分、次いで15分・45分で集中力が切れやすいです。
休憩やストレッチは必要な時間
集中力が切れたり疲れを感じたりした時は、遠慮なく小休憩を取りましょう。
あまりゆっくりできないので、お菓子をつまむ・ストレッチを行う・トイレを済ませるなどが丁度いいです。
その間急ぐことは置いといて、気持ちをリラックスさせると◎。
休憩明けはエンジンがかかりづらいですが、次第に手が動くようになりますよ。
▼仕事中にできるストレッチはこちら。
やらないこと2.事あるごとに迷う
これは、「決断力の早さ」がポイントと言えます。
マニュアル化された客室清掃でも、対処に困ることは起きるのです。
清掃が早い人は、解決策を考えて行動するスピードも早いんですね。
つまり、勤務日数(=経験)が多いほど有利になります!
自信がなく判断できなかったら、どんどん人に聞いてください。
考え込む時間が少ないほど、時短できます。
▼客室清掃員が身に付くスキルはこちら。
やらないこと3.同じ失敗を繰り返す
まず知っていただきたいのは、失敗によって成長できるということです。
そのため、同じミスを起こさないことに注目しましょう。
仕事に慣れることで、ミスが減って対処に時間を取られません。
▼客室清掃で起こりやすいミスはこちら。
また、小さなミスは大きなミスを誘発しますし、信用がなくなることに。
「早いけど、ミスが多くて仕事を任せづらい」と、マイナスな評価になるのはNGです。
良い意味で早くなるために、失敗を振り返る習慣をつける。
やらないこと4.先延ばしにする
今できることはすぐ解決した方が、メンタルが安定します。
現に、複数の仕事をかかえると「脳のパフォーマンスが落ちる」と言われているのです。
ストレスも増すため、集中力が切れやすかったり注意力が欠けやすくなったりします。
マルチタスクは、精神力に悪い影響を与えるんですね…!
それに、後回しにすると忘れる可能性が上がるのでおすすめできません。
後になってやるのも自分なので、仕事を溜めるのは避けましょう。
腕時計のアラームを活用
今すぐできない仕事には、腕時計のアラーム機能を利用します。
例えば、ドンディスの連絡は10時くらいなので、仕事に集中して忘れる人がいますね。
健康管理もできる、スポーツウォッチのカテゴリだと見つけやすいです。
スポーツウォッチは日常使いができて、コスパに問題ありません。
また、客室清掃員は汗をかきやすいため、防水&汚れを落としやすいタイプが向いています。
まとめ:早い客室清掃員がやらないことをマネてみる
時間とは、みんな平等にあるものです。
そんな中、仕上げの早さに違いが出るのは「やらないこと」を決めているから。
一生懸命やりつつ、やる・やらないの判断ができればその一員になれますよ。