客室清掃員は、お客様が来るまでに仕事を終わらせなければいけません。
ノルマが多い日だと、急ぎ足で大変になってしまいます。
慌ててしまわないよう、効率を考えながら動いでみましょう。
今回は客室清掃の効率について、私がやっている作業の順番をまとめました。
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ノルマが多くても、焦らず走らず対応してくださいね!
この記事がおすすめの人
・今より早く仕上げたい。
・清掃する順番で悩みやすい。
自分で決めたルーティーンが一番早い
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仕事を始めたばかりは研修期間です。
そのため、先輩の客室清掃員と一緒に仕事をします。
最初は、教えてもらったことをこなすだけでOK。
ほぼ同じ作業の繰り返しなので、次第に体が覚えてきます。
最終的に、自分のルーティーンを作るのが理想です。
仕事に慣れてきたら、作業の順番を変えたり移動時間を考えたり、次のステップに進みましょう。
指示書を見て清掃計画を立てる
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出勤すると、フロントから指示書が配られます。
大体は、階をまたいだ2~3フロア任されることが多いですね。
1フロアだったら移動の手間が省けるので、効率化に繋がります。
清掃の詳細は、以下の通りです。
- お客様がアウトした「新規」。
- 数日お客様が滞在する「連泊」。
- ゴミ回収やタオル交換などの簡易清掃(エコ)。
これらが各階にふられており、どのように立ち回るか考えます。
ノルマが少ない日はスポット清掃
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こなす部屋数が少ない日は、スポット清掃が入ります。
早くお戻りになる部屋を除き、15時までに仕事を終わらせれば大丈夫だからです。
普段手が回らない部分や、汚れが溜まりづらい所の掃除を行います。
▼スポット清掃についてはこちらから。
スポット清掃の部屋は時間がかかるので、作業動線を考える必要があります。
エコ清掃を優先
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エコ清掃は、ベッドメイキングやユニットバス清掃をしません。
会社ごとにマニュアルは異なりますが、数分で終わります。
なので、後回しにせず先に済ませるのがコツ。
私の経験上ですが、エコ清掃のお客様は15時前に戻りやすいです。
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フロントから急に連絡が来ても、お客様をお通しできますよ♪
つまり、エコ清掃が多いフロアから始める方が、スムーズに進めやすいという訳です。
アウト部屋が多いフロアからでも◎
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担当が2フロアある場合、どちらから清掃するか悩みますよね。
その時は、空いている部屋が多い方を選びましょう。
清掃~仕上げまで一部屋ずつ終わらせるのではなく、部屋をまたいだ全体で進めていくからです。
- ×:ひとつの部屋の、ユニットバス清掃→ベッドメイキング→掃除機など通して行う。
- ○:フロア全体のユニットバス清掃を終わらせてから、次の作業に移る。
このやり方がメジャーで、清掃が完了するのはどの部屋も同じ時間帯になります。
アウトしていない部屋でも、早いうちにフロントが確認してくれるので大丈夫ですよ。
客室清掃を効率良くできる順番
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ここからは、私が行う清掃ルーティンをご説明します。
慣れてきたら、自分流にカスタマイズしてOKです。
仕事を繰り返すうちに、自然と覚えられる内容になっています。
スタートは退室部屋が多いフロアから
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エコ清掃・新規・連泊含め、退室部屋が多いフロアから始めます。
「エコ部屋だけ全て退出済み」、でも構いません。
もしくは、「新規・連泊が全てアウト済み」から攻めてもアリです。
ポイントは、清掃していない部屋を中途半端に残さないこと。
後回しにすると、清掃し忘れの原因になります。
階またぎがない(1フロアのみ)なら、できる部屋から始める。清掃抜けに注意。
フル清掃優先なら区切りでエコ清掃へ移る
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「担当フロアのエコ部屋が1つ空いていない、でも新規と連泊部屋は退室済み」という場合。
フル清掃を優先して、作業に入ります。
インorアウトの連絡がフロントから来たら、キリのいいところでエコ清掃に切り替えましょう。
この後ご説明しますが、各部屋の”ユニットバス清掃後”が分かりやすいです。
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中途半端なまま移ると、どこまでやったか分からなくなります!
ゴミ捨て・アメニティ補充・備品調整
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エコ部屋をやって、それが終わったところからです。
新規と連泊部屋は、シーツをはがしたりアメニティの補充をしたり、作業が多くなります。
まず、備品類を整えるところから始めてください。
- ゴミ袋を持ち、ユニットバスのゴミ回収やアメニティ補充をする。
- フェイスタオルなどのタオル類と、部屋着(使用済みのみ)を回収する。
- 室内の備品を整えつつ、不足のアメニティを覚える。
- ゴミ箱のゴミを、分別して捨てる。
- ゴミ袋を持ってワゴンへ戻り、ゴミ袋は廊下に置く。
- 不足アメニティをワゴンから全て持ち出し、各場所へ補充していく。
- ベッドの掛布団をたたみ、シーツと枕カバーをはがす。
部屋着の回収時、補充する部屋を覚えるのが大変なので、クローゼットの扉を開けるなど目印を作ると◎。
これで、ゴミ捨て・アメニティ補充・備品調整・使用済みリネンの回収が終わりました。
1の工程は、別記事に詳しく書かれています。
▼ユニットバス清掃についてはこちら。
回収したリネン類を各袋へ入れる
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ワゴンに使用済みリネン類が大量にあるので、リネン袋へ仕分けに戻ります。
- A:シーツ。
- B:部屋着。
- C:枕カバー。
- D:清掃で使ったウエス。
- E:フェイスタオル、バスタオル、バスマット。
種類としてはこのくらいですが、リネン業者ごとに違いがあります。
入れ間違いに気を付けてくださいね。
部屋着をリネン袋へ入れる時に、枚数を数えるのをお忘れなく。
シーツはかさばるので廊下(またはドア前)に置くか、リネン袋を持ち歩いて入れるか、やりやすい方を選びましょう。
新しいリネン類を持ちながら浴室清掃へ
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ワゴンがすっきりしたところで、新しいリネン類を運びます。
必要なシーツ・枕カバー・タオル類(あれば部屋着)をワゴンに積み、掃除道具がそろったバケツを持てばOK。
▼客室清掃の持ち物はこちら。
部屋をまわるので、同じタイミングでユニットバス清掃をやるのが早いです。
- 必要なリネン類を1部屋ごとにそろえ、ワゴンに積み重ねていく。
- 部屋着はすぐ取れるよう、別の位置に積む。
- ゆっくり進み、端の部屋に着いたら1セットのリネン類をベッドの上に置く。
- 掃除バケツを持ち、ユニットバス清掃を行う。
- 終わったら次の部屋に移動し、3と4の工程を繰り返す。
1の工程の内訳は、シーツ2枚・枕カバー・バスマット・フェイスタオル・バスタオル(あれば部屋着)などになります。
この時、掃除用のウエスも必要です。
部屋数×1枚(ユニットバス拭き上げ用)と、予備で1~2枚あれば足りますよ。
ウエスは、ワゴンの持ち手に引っかけると取りやすいです。
大量のリネン類がなだれるリスクあり。手で軽く押さえてゆっくり進もう。
ベッドメイキングをする
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順番にユニットバスを洗い、シーツを置き終わったところで、今度は折り返しです。
さっき清掃してきた部屋の、ベッドメイキングをします。
ベッドの上に置いたリネン類を使って、順に仕上げましょう。
こうするとリネン庫に戻る手間が省け、移動時間が短縮できます。
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この辺りで、集中力が切れてくるかもしれません!
ベッドメイキングは力を使うため、水分・おやつ・トイレ休憩を適度にとってくださいね。
掃除機掛けとユニットバスの拭き上げ
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ベッドメイキングを終えたら、リネン庫から掃除機を持ってきて床をキレイにします。
この手順も、端の部屋から順番に。
効率を上げるなら、フロアの担当部屋を一気に掃除機掛けするのがおすすめ。
掃除機をかけ終わったら、折り返しでユニットバスの拭き上げをします。
清掃終了後、指示書にレ点などで印付けてください。
仕上げ後は自分でインスペをする。清掃完了のレ点を指示書にメモ(清掃忘れ防止)。
まとめ:客室清掃の効率を良くするのは経験と工夫
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客室清掃員は、効率良く仕事を繋げる人がほとんどです。
先輩にアドバイスをもらいながら経験を重ねると、応用できるようになります。
自分流を見つけた時、やりがいをより感じられるでしょう。