新人のホテル清掃員にとっての難所は、ベッドメイク。
デュベカバーの入れ方が分かれば、あっという間に終わらせることができます。
今回は、デュベカバーを早く入れるコツをご紹介します。

仕上げの質と早さを両立させましょう!
デュベカバーとは?

デュベカバーとは、封筒型の掛布団カバーのことです。
”デュベ”が、フランス語で羽毛布団を指しています。
ホテルで採用されやすいのは、穴から掛布団を入れるだけと扱いが簡単なため。
カバーには穴が開いていて、「横入れタイプ」と「足元が空いているタイプ」に分かれる。
足元から入れるタイプは開け口が広く、カバーの裾をマットレスの下に入れ込むことが多いようです。
一方の横入れタイプは開け口が狭いですが、カバー内に掛布団を広げやすい利点があります。
時間にとらわれ過ぎない
私は4分でベッドメイキングが終わりますが、急いでいるわけではありません。
かえって時間を意識すると、慌ててしまって手元がうまく動かなくなります。
理想は、いつも通りのルーティーンをこなした結果、4分で終わることです。
自然と体が動くようになるまで、工程通りベッドメイキングを行いましょう。
▼客室清掃が早い人の特徴はこちら。
デュベカバーのベッドメイク方法
初めて扱う人は手こずるデュベカバーは、慣れと経験で上達します。
ただ、自己流よりポイントを知っておいた方が早く仕上げられますよ。

私のホテルで採用されている「横入れタイプ」をご紹介しますね!
ここではデュベカバーに着目しますが、シーツの敷き方や三角折りも大切です。
掛布団カバーは違いますが、ベッドメイクの基礎を知りたい人は以下をご一読ください。
▼早いベッドメイク方法はこちら。
デュベカバーを早く外すには?
デュベカバーを外す時は、掛布団との摩擦で外しづらいです。
それに、引っ張っているうちにカバー内でごちゃごちゃになることも…。
早々に済ませるには、四隅から外すようにしてください。
四隅からだとカバー内の摩擦が少なくなり、横穴からサッと取り出せる。
ちなみに、向きを変えずそのまま引き出すと、掛布団のタグを探し直す労力が省けます。
タグは、掛布団の向きを整える時に必要です。
小さくて見つけづらいので、何部屋もあるとタイムロスになります。
デュベカバーを早く付ける方法
デュベカバーの最も大変なところは、カバー内に掛布団を広げる作業です。
紐は無いものの、フィットしていないとキレイに見えません。
コツが習得できれば、一気に上達します。
- 使用済みカバーを回収した後、掛布団を四つ折りにしてデスクの上に置く。
- 新しい枕カバー・シーツをセッティングする(ベッドメイク記事参照)。
- デュベカバーの穴を手前にして、シーツの上にバサッと広げる。
- カバーの開き口を広げ、四つ折りにした掛布団を抱えながら入れ込む。
- 掛布団を2つ折りに戻しながら広げ、手前の掛布団の隅2か所を合わせる。
- 合わせた隅2か所を持ちながら、バサバサと振って掛布団が内側で自然に広がるようにする。
- 穴が壁側になるよう、掛布団をパタンとひっくり返す。
- さっきまで壁側になっていた、残り2か所の隅を合わせたら完了。
入れやすさの面から、掛布団よりデュベカバーの方が大きい設計になりやすいです。
クリーニングしていくうちに縮みますが、しばらくはダボダボだと思ってください。
その場合は、足元に生地が余るようにしましょう。

余った部分を、内側に折りこめば目立ちません!
写真で見るデュベカバーの付け方

シーツが引き終わったら、デュベカバーを広げて手前の穴を広げます(3の工程)。
次に、折りたたんだ掛布団をかかえ、形を崩さないように穴に入れ込んでください(4の工程)。

上の画像だと、左が枕元になります。
カバーが余ることを想定して、枕元側に掛布団が詰まるよう調整しましょう。
そうしたら枕元に掛布団を寄せながら、足元側へ折り目を広げていきます。

折り目を広げつつ、掛布団の一面を手前のカバーに合わせておきます(5の工程)。
以下のように縁にキレイに合わせておくと、次の工程がスムーズになりますよ。

掛布団とカバーの隅を合わせて、そこを持ってカバーを下に引っ張る感じです。
ダボっとしたところがないよう意識すればOK。

フチが合わせ終わったところでカバーを見ると、手前は膨らみ、奥は敷布団が入っていないのが分かりますよね。
これを一瞬で整えます。
手前の掛布団とカバーを持って、思い切り振ってください(6の工程)。

3~4回振ると、偏っていた掛布団がカバーにうまく収まります!

このままパタンとひっくり返し(7の工程)、広い開け口が壁側に来るよう調整します。
これは、広い開け口を見えづらくするためです。
折り返したらもう一方の狭い開け口が出てくるので、穴に手を入れながら調整しましょう。

枕元のカバーに隙間があると整えづらいので、上のように持ち、カバーを足元側に引っ張ってください。
そして足元側も同じく、穴から手を入れて位置を調整します(8の工程)。

掛布団を振っただけだと隅までいかないので、ここでしっかり整えましょう。
パッと広げるだけなので、あっという間に終わりますよ。

掛布団を四つ折りにする時のポイント
使用済みのデュベカバーを外した後、内側の掛布団を四つ折りにするとお伝えしました。
適当にたたむのではなく、折る順番があります。
まず手前から奥へ半分に折り、次に右から左へ半分折ってください。
順番が逆になると、手前側にうまく広がりません。

小さなことですが、時短になる部分です!
デュベカバーがキレイに見える仕上げ方
デュベカバーが入れ終わったら、ベッドメイクの仕上げに入ります。
シワが無く、床にカバーが付かないようにしましょう。
- 枕側に来て、デュベカバーの両端を持つ。
- バサッと広げ、あごの位置になる一辺を少し内側に折りこむ。
- 壁側で隠れる部分のデュベカバーを、マットレスの下に挟む。
- 足元側に来て、掛布団の位置調整をする。
- 表面のデュベカバーを優しく下に引っ張り、シワを伸ばす。
- 足元の隅2か所を、軽く内側に折りたたむ。
- 壁にベッドを寄せ、枕を乗せたら完了。
下の画像は、2の工程の途中です。

慣れると、一度振るだけでほぼ整えられますよ。
あごの位置になるカバーがたるんでいますが、カバーを下に引っ張ってから内側に折りこめば大丈夫です。
3の工程はシワだらけなりますが、壁で隠れるので問題ありません。

マットレスに挟むことで、掛布団がズレにくくシワを伸ばしやすくなりますよ。
5の工程は、仕上がりの質を決める重要な部分です。
足元側からカバーを引っ張ると、ここまでキレイにできます。

表面のカバーだけ引っ張らないと、掛布団ごと下にズレるのでご注意を。
また、余ったデュベカバーが垂れるとだらしなく見えます。
6の工程の通り軽く折り込めば大丈夫ですが、見栄えとしてマットレス下に入れ込んでもOKです。
破れやほつれを見つけたら報告し(または使用NG専用ボックスへ)、キレイなものと交換。
▼客室をキレイに仕上げるコツはこちら。
仕上げた後、違う角度から見て違和感があれば微調整してください。
まとめ:デュベカバーはコツと慣れでキレイに仕上がる
デュベカバーは最初大変でも、慣れればその管理のしやすさに気が付きます。
衛生面・取り換える手間・在庫管理など、ホテルで多く使われることに納得です。
ご紹介したことと併せて経験を積み、早くてキレイな仕上がりを目指しましょう。