新人のホテル清掃員にとっての難所は、ベッドメイキング。
いくつかのポイントが分かれば、あっという間に終わらせることができます。
今回は、デュベカバーを早く付ける方法をご紹介します。
仕上げの質と早さを両立させましょう!
この記事がおすすめの人
・デュベカバーを付けるのが苦手。
・ベッドメイキングを早くしたい。
デュベカバーとは?
デュベカバーとは、封筒型の掛布団カバーのことです。
”デュベ”が、フランス語で羽毛布団を指しています。
カバーには穴が開いていて、「横入れタイプ」と「足元が空いているタイプ」に分かれますね。
ホテルで採用されやすいのは、穴から掛布団を入れるだけと扱いが簡単なため。
足元から入れるタイプは開け口が広く、カバーの裾をマットレスの下に入れ込むことが多いようです。
一方の横入れタイプは開け口が狭いですが、カバー内に掛布団を広げやすい利点があります。
デュベカバーのベッドメイキング方法
初めて扱う人は手こずるデュベカバーは、慣れと経験で上達します。
ただ、自己流よりポイントを知っておいた方が早く仕上げられますよ。
私のホテルで採用されている「横入れタイプ」をご紹介しますね!
ここではデュベカバーに着目しますが、シーツの敷き方や三角折りも大切です。
掛布団カバーは違いますが、ベッドメイキングの基礎を知りたい人は以下をご一読ください。
▼早いベッドメイキング方法はこちら。
デュベカバーを早く付ける方法
デュベカバーの最も大変なところは、カバー内に掛布団を広げる作業です。
紐は無いものの、フィットしていないとキレイに見えません。
コツが習得できれば、一気に上達します。
入れやすさの面から、掛布団よりデュベカバーの方が大きい設計になりやすいです。
全体がダボっとなりそうなら、足元に生地が余るようにしましょう。
言葉だけでは分かりづらい点がありますので、後ほど画像付きで解説します。
掛布団を四つ折りにする時のポイント
使用済みのデュベカバーを外した後、内側の掛布団を四つ折りにするとお伝えしました。
適当にたたむのではなく、折る順番があります。
まず手前から奥へ半分に折り、次に右から左へ半分折ってください。
順番が逆になると、手前側にうまく広がりません。
小さなことですが、時短のポイントになる部分です。
デュベカバーがキレイに見える仕上げ方
デュベカバーが入れ終わったら、ベッドメイキングの仕上げに入ります。
シワが無く、床にカバーが付かないようにしましょう。
- 枕側に来て、デュベカバーをバサッと広げながら丁度いい位置に調整する。
- あごの位置になるカバー部分を、少しだけ内側に折りこむ。
- 壁側で隠れる部分のデュベカバーを、マットレスの下に挟む。
- 足元側に来て、表面のカバーを優しく下に引っ張りながらシワを伸ばす。
- 足元の隅2か所を、軽く内側に折りたたむ。
- 壁にベッドを寄せ、枕を乗せたら完了。
仕上げた後、違う角度から見て違和感があれば微調整してください。
3については、別記事に載っている画像を参考にします。
マットレスに挟むとシワだらけなりますが、壁に寄せて隠れるので問題ありません。
こうすると少しなら引っ張ってもズレにくく、シワを伸ばしやすくなります。
それと4の工程は、カバーが垂れてだらしなくなるのを防ぐためです。
マットレス下に挟むとバランスが悪くなるので、内側にサッと折り込む程度で大丈夫ですよ。
破れやほつれを見つけたら報告し(または使用NG専用ボックスへ)、キレイなものと交換する。
▼客室をキレイに仕上げるコツはこちら。
まとめ:デュベカバーはコツと慣れでキレイにできる!
デュベカバーは最初大変でも、慣れればその管理のしやすさに気が付きます。
衛生面・取り換える手間・在庫管理など、ホテルで多く使われることに納得です。
ご紹介したことと併せて経験を積み、早くてキレイな仕上がりを目指しましょう。