ミニマリストが増えている中、どうしても欲しい物が我慢できず、悩む人も多いです。
欲しい物が簡単に手に入る便利さ…それは良いことですが、あなたが買ったのは本当に必要な物でしょうか?
物欲を抑えられれば、部屋がスッキリするだけでなく、貯金もできるようになります。
▼ミニマリストについてはこちらから
物欲を抑える方法で、生活の質を上げましょう!
今回は物欲を抑える方法について、買い物に後悔しない・貯金の成功にも繋がる8選をご紹介します。
この記事がおすすめの人
・買い物で後悔することが多い。
・将来のために貯金したい。
「欲しい」と「必要」の違い
買い物をする時、何を決め手にしているでしょうか。
目的や外出先で違うように、必ずしも欲しい物=必要な物ではないんですね。
つまり、必要な物は「生きるための必需品」で、欲しい物は「所有することで心を満たすもの」という仕分けです。
- 必要:食べ物から栄養を摂る、服を着て寒暖(ケガや病気)から身を守る。
- 欲しい:献立のバリエーション、流行や好みの服でおしゃれを楽しむ。
比べてみると、それぞれ食事・衣類のことを言っていますが、別の考え方ですよね。
生きるためと聞くと極端なので、もっとゆとりを持たせた考え方でOK。
それに、欲しいものは、気持ちを落ち着かせる・安心させる効果があります。
自分は無くても困らないが、相手にとっては”生きるために欲しい物”もある。
物欲を抑える方法8選
「必要」と「欲しい」の違いを知り、何を選べばいいか少し考えやすくなりましたね。
しかし、習慣を改めるのは大変ですし、お店はあの手この手で売ってきます。
そのため、これからご紹介する”8つの物欲を抑える方法”をもとに、選ぶ基準をハッキリさせましょう。
他人の目を気にしすぎない
まず、日本人の傾向として、同調圧力や集団主義的な面があります。
みんな一緒が良い、みんなと同じにしなければいけない、などの考えです!
これは、安心できて楽なようですが、場合によって自分の意見を諦めることになります。
周りの評価で自分を偽るようになり、相手が見て分かりやすい”同じ物”を買うことで安心を得ようとするんです。
他人の目ではなく、自分の意思を尊重し、いらなかったら買うのを辞めましょう。
どう思われるかだけを優先した物は、本当に必要な物ではない。
自己肯定感を高くする
「あの人が持っているあれ素敵だな」「憧れのあの人はいつも綺麗!」と思うその人が輝いているのは、ワケがあります。
それは、自己肯定感が高く、自分の長所をよく知っているからです。
何が似合って、どれを避けるべきか理解していて、”その人が持つから”魅力的に見えるんですね。
逆に、自信がない人ほど、ブランド品や希少価値の物で鎧のように身を包みます。
同じ物だとしても、相性は別の話なので、理想に近づこうと物を求めるようになるのでNG。
自分の心と向き合い、好きな物を自ら選び、あなたの良さを消してしまう物は不要でしょう。
メインは自分、あとは”輝くあなたをより引き立てるのは何か”を知ること。
きっかけは憧れだとしても、それがあなたの魅力を発見するチャンスかもしれませんよ。
達成したい目標を決める
なんのために物欲を抑えたいのか…そんな目標を決めておくと、思いとどまれる力になってくれます。
目標で設定しやすいのは、貯金や嗜好品に関することです!
以下が、その例の一部です。
- 1年後に○万円貯金したい。
- 煙草や飲酒を減らす。
- 夜食を○日おきにする。
これらは、目に見えるので調整がしやすく、小さな目標から簡単に作れます。
でも、やる気があるからといって、いきなり全て禁止にするのは最も悪影響。
適度な息抜きを入れないと、急な環境の変化はストレスを増大させます。
小さな目標を達成していくことが、物欲を抑える大きな源になる。
家計簿をつける
物を手に入れるにはお金が必要ですから、家計簿は物欲と深く関係しています。
収入と支出のバランスが分かり、何をどう工夫すればいいか一目瞭然です。
家計簿に書くなら、物欲なので”お小遣い”の枠になりますね。
お小遣いは、給料の5~10%が理想。
給料が30万円なら3万円と、「収入の1割くらいが物欲に使える」と考えてください。
1ヶ月のうち、この額以上のお小遣いは使い過ぎ、とボーダーラインで念頭に置いておきましょう。
お小遣い(物欲)は必要な予算。その範囲内でやりくりしよう。
コンビニや自動販売機で買うのがクセになっている人は、マイボトルで削減できますよ。
まずは、物欲で買ったものを書くシンプルな家計簿から。
限定・お買得にブレないこと
今日だけ・在庫限り・ビッグセール…これも物欲を刺激する言葉です。
この機会に、物欲に負ける人が少なくありません。
更に、売れる仕組みづくりにより、買う気持ちにさせる心理も関わっているのです。
また、店員さんに優しく接客されると、お礼をしたくなりつい買ってしまう”返報性(へんぽうせい)の法則”なんてものも。
これらを利用したのがマーケティングで、「欲しいでしょ?ぜひ買ってね!」と背中を押されている状態です。
ついで買いはしない・予算分しか現金を持ち歩かないなど、物欲を防ぐ術は必須。
ストレスは外に発散できる方法で
物が欲しくなるタイミングが、決まって”ストレスを感じた時”ではありませんか?
思い当たる人は、物欲というより、買い物をする時間に依存しつつある可能性があります。
買い物は脳に刺激を与え、ドーパミンという快楽物質を分泌するからです。
繰り返すと依存症になってしまうため、ストレスは外へ出すのがおすすめですよ!
ストレス発散なら、汗を流せるウォーキングや筋トレ、大声が出せるカラオケでもドーパミンは分泌されます。
それに、幸せホルモンのセロトニン、気分を高めてくれるエンドルフィンを促進する効果も◎。
間違ったストレス発散法は、物欲から逃れられない負のサイクルを生む。
運動不足の人は、筋肉量や柔軟性が落ちている場合を考え、ストレッチから始めましょう。
SNSの時間を短くする
スマホはたくさんの情報を得ることができ、特に物欲を刺激するのがSNSです。
人の脳のカラクリから、SNSを見る→欲しい物を探す→買う流れは、快楽物質のドーパミンを分泌。
品定め&買う楽しさを味わうために、無意識でも、自然と求めてしまっているんです。
だらだらスマホから抜け出しにくいのは、ストレスや退屈さを解消したいための行動でしょう。
また、情報を発信する側だとしたら、”いいね”が欲しくて物を買う頻度が上がります。
承認欲求によって、いいね(フォロワー)が増える嬉しさ・減る不安感にのめり込みやすいのです。
複数のSNSに執着すると、物欲も時間もコントロールできなくなっていく。
時間が空くとSNSを開いてしまう方は、ドーパミンを求めた依存度が高め。
物欲を抑えるには、徐々に制限していくのがベターでしょう。
経験や時間を大切にする
お金で買えないものは、経験・時間・豊かな人脈であり、あなたにしかない大きな財産です。
経験に費やす時間は自信へ繋がり、自己肯定感を高くし、自分を保つ芯になってくれる。
それに対し、物を自己肯定感の物差しにしていると、欲しい物は生まれ続けるので物欲も終わりません。
唯一の経験を活かして視野を広げれば、お金では得られない新しい出会いが増えるでしょう。
買ったら興味が薄れる”物”を求めるより、様々な人とコミュニケーションをとることで、良い刺激を受けられますよ。
確かな自信と人脈は、物欲に左右されない。消費ではなく、経験を積むイメージで。
まとめ:物欲を抑えて本質に繋げよう
「欲しいから買う」ことはシンプルなようで、いろいろな理由が隠れていましたね。
自立してお金が稼げるようになると、物欲がブレてきやすいです!
本当に求めているのは何か、買ったら飽きていないか、一時的な目先の物欲なのか…。
使うべきところが判断できれば、将来に向けた貯金も現実的になってきますよ。