なんとなくマイナスイメージが先行しがちな客室清掃員。
でも私は数年働いており、今までのどの職場よりも向いていると思っています。
今回は、客室清掃員のメリットとデメリットについてご紹介します。
相性を知ると、応募するハードルが下がりますよ!
この記事がおすすめの人
・近くにビジネスホテルがある。
・育児の合間に働きたい人。
客室清掃員も立派な仕事
せっかく働くなら、やりがいがあって自分のためになる職場がいいですよね。
客室清掃員は、働くことで身に付くスキルがたくさんあります。
体力向上・時間配分・ルーティンの組み立てなど、普段の生活に役立つものばかり。
▼客室清掃で得られるスキルはこちら。
また、お客様から直接お礼を言われたりメッセージカードにコメントを残してくださったりして、仕事の活力に繋がります。
年齢や資格を問わない職種ですが、働き続けることによるメリットは大きいのです。
客室清掃員のメリットとやりがいとは?
新人の頃は大変なこともありましたが、慣れと経験で「楽しい」と思えるようになりました。
働いて実感できた、客室清掃員のメリットをご説明します。
1.キレイになるのが気持ちいい
掃除のメリットともいえる、終えた後の達成感が味わえます。
自分の部屋でも、物を整頓したりゴミを片付けたりするとスッキリしますよね。
それに、成果がハッキリ目に見えるので、頑張った証として嬉しくなります。
また、体を動かすことで、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されるのです。
掃除は心の安定にも繋がります!
▼客室清掃の仕上がりをキレイする方法はこちら。
2.ルーティーンが決まっている
最初は大変ですが、同じ作業の繰り返しなのでだんだん身についてきます。
臨機応変さはあまり関係なく、仕事をキチンとこなすことが重視されやすいです。
ノルマを終えたら、別の客室清掃員がインスペ(清掃部屋のチェック)を行います。
そのときに指摘されることがあれば、今後間違えないよう気を付ければOK。
繰り返す間違いは苦手分野、そこを知ることが大切です!
▼客室清掃で起こるミスはこちら。
3.黙々と作業ができる
仕事の大半が単独なため、人付き合いが苦手・自己流で作業をしたい人に向いていますね。
人間関係で悩まされることが、かなり減ります。
誰かと同じフロアになったとしても、清掃ノルマがあるので少し声をかけ合う程度です。
▼客室清掃員の人間関係はこちら。
話し込んだりつい盛り上がってしまったりすると、部屋で休まれているお客様にご迷惑がかかります。
廊下の声は部屋に聞こえやすいので、過度な私語はクレームの原因になる。
このような理由から、仕事に集中しやすいです。
4.運動不足の解消
しゃがむ・立ち上がる・早歩きなど、よく体を動かすので運動になります。
客室清掃員になるとほとんどの人が痩せると言われ、ダイエット効果も期待大です。
スタートはノルマが少なく、少しずつ体を慣らしていけますよ!
ただ、関節・使い慣れていない筋肉を傷めるリスクは上がります。
運動不足や体の硬い人は、ストレッチを取り入れましょう。
▼客室清掃員におすすめのストレッチはこちら。
5.子供がいても働きやすい
女性が占める職場なので、育児に理解のある人が多いです。
子供の体調不良や、行事の変更などがあっても相談しやすい利点があります。
また、就業時間も働きやすさに関係しています。
平均のチェックイン時間が15時で、チェックアウトは10時前後でしょう。
つまり、子供が園や学校に行っている時間と重なります。
客室清掃員は、自由に動ける時間帯に働ける。
客室清掃員のデメリットは?
メリットがたくさんある客室清掃員ですが、一方のデメリットも見逃せません。
簡単にまとめますと、以下の通りです。
- 体力がいる。
- 時給が安め。
- 丁寧さが求められる。
- ある程度の早さが必要。
- 人間関係が複雑な職場も。
- 腰や膝に負担がかかりやすい。
- ネイルやヘアカラーなどの制限。
体力がないと、帰宅後の家事がままならなくなります。
膝や腰に持病のある人は、悪化する可能性アリです。
私も客室清掃でヘルニアになってしまいました…。
また、チェックイン時間が迫ってくるので、早さも求められます。
丁寧さが前提として、ノルマが少ないうちに感覚を掴んでみてください。
詳しい内容は、「客室清掃の大変なこと(以下記事)」でご紹介しています。
上の記事にまとめてありますが、ここでは2つのデメリットに注目です。
1.収入が不安定・予定を組みづらい
就業時間は、稼働率や人手に左右されます。
ビジネスホテルの稼働は、1月が閑散期で4月から徐々に上昇、夏と秋にピークを迎えるのです。
稼働部屋が少なければ、ノルマは減るので早い退勤になります。
日曜日は稼働が落ちるので、翌日の月曜日はノルマが少ない傾向。
逆に人手不足なら、担当部屋は増えて退勤が遅めに。
早いと13時前には仕事が終わるため、閑散期は少しだけ収入が下がります。
退勤時間もバラバラになりやすく、仕事後の予定が入れづらいです。
稼働率の資料を掲示してもらえば、予定が立てやすくなりますよ!
このようなデメリットが重なり、退職を選ぶ人もいますね。
▼客室清掃員を辞める理由はこちら。
2.早い人は新人でもノルマが増えやすい
これは経験談なのですが、仕事を頑張り過ぎてノルマが増えていました。
研修期間はノルマが少ないはずなのに、人手がなかったようで他の清掃員とほぼ同数に。
当時は「仕事を任せてもらえる」とポジティブに考えていましたが、無理がたたって体調を崩しています。
▼客室清掃でヘルニアになった話はこちら。
体が動いても、急ぐのを当たり前にしてはいけません。
自分のルーティーンと、ペースを安定させることが大切です。
まとめ:客室清掃のメリットデメリットで相性が分かる
未経験だと分からない、客室清掃員の利点・欠点があります。
個人の価値観によりますが、私はメリットのおかげで働き続けています。
興味があって、アクセスしやすいビジネスホテルがあれば面接をご検討ください。
▼客室清掃の面接に受かるコツはこちら。