客室清掃員は、ほぼルーティンが決まっている仕事です。
この職種でも、裏方の仕事ならではのあるあるが存在します。
私が数年働いたことで気が付いた、客室清掃員の”あるある”をまとめました。

客室清掃を経験した人が頷ける内容です!
客室清掃員をやると分かることがある
職種ごとのあるあるは、みんな違いがあって面白いですよね。
客室清掃員も同じで、「掃除だけ?」と思っていたら意外とあるあるが見つかります。
客室清掃はやりがいがあり、そんな発見や困難を知れば次回に活かせますよ。
▼客室清掃員の仕事内容はこちら。
たまに清掃員同士で愚痴っぽくなることもありますが、情報共有として聞いておきましょう。
ダメ・嫌で話を終わらせるのではなく、”こうしたら良かった”と解決案を出すのが◎。
もちろん、「いいな!」と思ったものは即吸収です。
客室清掃員あるある
では、ここからは客室清掃員のあるあるを5つご紹介します。
あるあるごとの対応策や、気付きも合わせてご説明しますね。
1.分別してくれる人は神
お金を払っているからと、荒し放題にして帰る人もいます。
客室はお貸ししているのであって、いずれは別の誰かが使う部屋。

なので、分別してくれる人はとてもありがたいんです!
ゴミの捨て方で、ビックリした時の例がこちらです。
- タバコの灰が、机や床にばらまかれている。
- ペットボトルの中身が入ったまま、ゴミ箱に捨ててある。
- 男性ならではのグッズ類がゴミ箱からこぼれ落ちている。
- 明らかなゴミでも、捨てずに客室の隅に溜めている(連泊)。
- ビンや缶を分別しないまま、タバコの吸い殻まで入っている。
ホテルのルールによりますが、ゴミ箱に捨てられていないものは基本触れません(ゴミと扱わない)。
連泊の人が”捨てるはずのもの”を溜めると、後のゴミ捨てが大変になるんです。
どんな状況でもキレイにしなければいけないので、対応力が養われます。
分別がキツイならゴム手袋をつける
ゴミ箱の中身を分別する時は、薄手のゴム手袋をつけます。
ゴミを直接触らずに済みますし、衛生面が保たれやすいです。
ずっとつけていると手が荒れたり作業がしにくくなったりするので、使う時は限定的に。
客室清掃員の他、厨房やフロントもゴム手袋を使うかもしれません。
もし常備されていなければ、発注できるか相談してみてください。
2.お客様の急なお帰りに焦る
チェックインは15時ですが、その前にお客様がお帰りになることがあります。
シャワーだけ浴びたい・休憩時間だけゆっくりしたいなど、一時的に戻る人含めてです。
お客様が戻られた連絡が来たら、すぐに仕上げましょう。
▼客室清掃を早く仕上げるコツはこちら。
中には、フロントを通さず直接来られる人がいます。
自分で判断せず、まずフロントを通してくださいね。
- お客様に戻られた理由を聞く。
- お客様に、一度フロントと相談してもらうよう伝える(ロビーに行ってもらう)。
- お客様が下りたら、フロアの直通電話でフロントに経緯を説明する。
- 該当の客室清掃を早く終わらせる。
- 清掃が終わったらフロントに連絡。
お忘れ物を取りに来たくらいなら、入ってもらって問題ありません。
”掃除機をかければ終わり”くらいだったら、フロントに相談してください。
「お客様が戻られたんですが、間もなく清掃が終わるのでお通ししていいですか?」と聞けばOKです。
エコや連泊清掃を早めに取り掛かる
新規部屋よりも、エコや連泊清掃の方が早く来る可能性が高いです。
なるべく、そちらの清掃を優先しましょう。

ある程度進めていれば、突然お帰りになっても途中から再開できます!
お客様の急なお帰りは、ペースを崩されやすいです。
でも、ネガティブにとらえず「一部屋終わった!」と考えましょう。
戻りが早いことを教えてくれるお客様が多いので、その時は早仕上げの指示を書いてくれますよ。
3.通常清掃がDDになるとちょっと嬉しい
お客様が不在でも、DD(ドンディス)カードがあるお部屋は入れません。
代わりに、ドアノブにタオルなどをまとめた袋をかけますが、すぐに終わります。
つまりノルマが減り、通常清掃にかかる時間がなくなるという訳。
部屋数が多い時は、「ラッキー!」と嬉しくなりますね。
スポット清掃やリネン庫の整理など、普段時間が取りづらい作業に移れます。
▼スポット清掃についてはこちら。
ちなみに、DDで入れなくても、衛生面や安全のため数日おきにフル清掃することになっています。
それに当たると、いつもより清掃のハードルが上がるので心の準備が必要です。
逆に稼働が低い日は、もう少し働きたかったと残念に思うことも。
はがし忘れのDDカードに注意
DDカードが使われるのは、エコか連泊のみです。
新規はお客様が入れ替わるので、必ず清掃しなければなりません。
指示書を見て、連泊でなければ取り忘れでしょう。
新規清掃でDDカードがあったら、必ずフロントに確認しましょう。
本来は、清掃担当者→フロント→インスペ担当者と、何度も確認できる場面があります。
しかし、忙しかったり確認を怠ったりすると、チェックの抜け穴になってしまうのです。

見逃すと、お客様を汚い部屋に通してしまうのでご注意ください!
4.客として泊まるとインスペしてしまう
自分がお客側になると、部屋のチェックをする癖が出ます。
キレイだなと思う一方、「掃除しているの…!?」とツッコミたくなる部分も。
いつもインスペしているので、一見気が付かない場所でも目が行くんですね。
ただ、誰が清掃したか・人手不足ではなかったかなどの要因で、仕上がりに差が出ます。
一回の宿泊で判断せず、トータルで見るのがポイントです。
明らかな清掃不備があれば、フロントに連絡してルームチェンジできるか相談しましょう。
気になる人は私物を持ち込もう
使い切りのアメニティと違い、コップ類などは洗ってまた使います。
清潔を保っているとはいえ、抵抗がある人は使わないままにしておいてください。
なんとなく気になる人は、使いやすい私物を持ち込んで大丈夫。
私の勤める職場でも、スリッパや枕を持ち込むお客様がいらっしゃいます。
いつも使う物だと安心したり、ストレスを感じにくくなったりするでしょう。
サイズ感によってはフロントと相談するかもしれませんので、コンパクトさが選ぶコツです。
▼おすすめの客室便利アイテムはこちら。
5.次の行動への判断が早くなる
客室清掃員は、終了目標時刻があります。
時間を無駄にできないので、考えてから行動に移すのが早くなるのです。
これは、経験を積んだからこそ得られるスキル。
慣れない新人のうちは、ベテランさんにどんどん聞いていいですし、清掃マニュアルを確認すればOKです。
▼客室清掃員のスキルはこちら。
失敗によって学べるため、気持ちの切り替えが上手くなる・他人のミスに広い心を持てるなどのメンタルも鍛えられます。

仕事以外で活かせることもあり、作業効率を上げたい人に向いている職種です!
6.シャワーの水圧差に驚く
ワンフロアの清掃なら無関係ですが、低層階と高層階またぎになった時のケースです。
ビジネスホテルでは、上の階になるほど水圧が弱まることがあります。
低層階にいるのに、高層階の感覚でシャワーを出すと勢いが強いので注意。
反動でシャワーを落としたり、水が跳ね返ってお客様の持ち物をぬらしたりするリスク増です。
カランはゆっくり回しましょう。
まとめ:客室清掃員のあるあるは成長へのステップ
客室清掃員は同じ作業の繰り返しと思われがちですが、時には臨機応変さも求められます。
ご紹介したあるあるは、それらを踏まえて一人前に近づいたという証拠。
何度も経験すると、余裕で乗り越えられるようになりますよ。