客室清掃員が手抜きをしてはいけない部分って?忙しくても丁寧に仕上げる場所

掃除
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客室清掃員は忙しいながらも、丁寧さと早さを使い分けています。

手抜きをできない場所を知っていれば、仕上がりに差が出ますよ。

客室清掃の手抜きポイントはこちら

今回は、客室清掃で手抜きしてはいけない部分をご紹介します。

お客様に悪い印象を与えないようにしましょう!

この記事がおすすめの人

・客室をキレイに仕上げたい。
・早さと丁寧さを両立させたい。
・清掃で気を付ける部分を知りたい。

仕上がりはお客様の目線で

雑な仕事をしている人は、すぐに分かります。

インスペでチェックが入るので、「キレイじゃないな…」と見られてしまうのです。

例を挙げると、以下のことで雑だと思われやすいですね。

  • 物の位置がズレている。
  • ベッドにシワが寄っている。
  • タオルやパジャマのたたみ方が雑。
  • スポット清掃だからと、汚れているのに清掃した形跡がない。

シーツやタオルなど、リネン類は雑さが表れやすいのでご注意ください。

スポット清掃は毎回行いませんが、お客様の使い方によっては汚れが目立ちます。

普段から確認しないと気が付けないので、スルーしていると同僚にはバレやすいのです。

客室の仕上がりをキレイにするポイントはこちら

客室清掃員が手抜き(雑に)できない部分

客室清掃の仕事は、体力を大幅に削られます。

そのため、きちんと取り掛かる作業を知ることが大切です。

雑な印象を与えないために、手抜きしてはいけない部分をご説明します。

1.ベッドメイキング

お客様がお休みになるベッドは、ビジネスホテルの部屋なら大部分を占めます。

清潔感が現れやすいので、以下の点に注意しましょう。

手抜きをしないベッドメイク
  • 枕本体に汚れがないか。
  • ベッドフレームに異常がないか。
  • 劣化したり、ほつれていたりしないか。
  • シーツや枕カバーにゴミがついていないか。
  • クリーニング済みでもシワがあったら使わない。

クリーニングされたリネンは清潔ですが、配送時に汚れやシワがつく可能性があります。

また、枕本体に汚れがあると、カバーを付けても汚れが透けますし、気持ち的に使い心地が悪いです。

できれば枕カバーは2重にして、内側のカバーはサテン素材にすると手洗いで落とせます

枕本体に汚れがつくのを防ぎましょう!

サテンの枕カバーは、交換分で10枚ほどストックしておくと◎。

5分で終わるベッドメイキングはこちら

2.ゴミやホコリのチェック

前のお客様が残したゴミがそのままになってしまい、クレームになった事例があります。

このようなことを防ぐためにインスペを行うはずが、そこでも気が付かなかった”防げたミス”です。

自分でも最後にインスペを行い、髪の毛・ホコリ・汚れを残してはいけません。

ゴミ箱の裏・クローゼットの上・机やベッド下など、目視を忘れずに。

たまに備品が入り込んでいることがあり、確認するクセがつけば補充の手間も省けます。

天井や四隅のクモの巣を見落とさない

春秋といった過ごしやすい季節は、いろんなところから虫が入ってきます。

つまり、手が届かない場所までチェックが必要です。

天井や窓の隅はクモの巣ができやすいので、柄の長いホコリ取りモップで取ってください。

シーリングライトにも虫が集まることもあり、各階のリネン庫に脚立の用意をおすすめします。

シーリングライトはスポット清掃になりがちなので、季節的なものと考えていいでしょう。

客室のスポット清掃はこちら

3.手垢

手垢が目立つのは、電気スイッチ・机の上・鏡などです。

水にぬらしたマイクロファイバークロスで落ちますが、盲点なのかインスペでよく見つけますね。

触れやすい部分と、光が反射するものは気を付けてください。

特に机の上は、パンフレットやリモコンなどが置かれています。

それらはどかし、隠れた拭き残しが無いようにしましょう。

4.コップの洗い残し

衛生用品はほとんど使い捨てですが、コップは洗って使いまわします。

口をつけるものなので、専用洗剤・スポンジ・布巾の使い分けは徹底を。

茶渋が残っていれば漂白し、乾いてこびりついた汚れには水を入れてふやかせばOKです。

客室の水回りをキレイにする方法はこちら

ちなみに、陶器やガラス製は割れやすく、お客様が割ったり自分が割るリスクがあります。

洗う場であるユニットバスで割ると、お客様が破片で怪我をするかもしれません。

大きな破片はゴム手袋で回収して、しっかり掃除機掛けをしてくださいね!

5.ミスの報告

仕事中のミスは、お客様に影響があるならフロントに連絡しましょう。

以下が、連絡する例の一部です。

  • お客様の私物を破棄(破損)した。
  • 汁や飲み物をこぼして、私物を汚した。
  • アウトの連絡がないのに部屋に入ってしまった所、在室していた。

アウトしたかは指示書に書いてありますが、まれにフロントが間違うケースがあります。

そのためノックは丁寧に、かつ”中に人がいるかも…”と思っておくと◎。

客室清掃でミスをした時の対応はこちら

私が働く前、「勝手に入室され、詫びも言わずドアを閉められた!」とフロントに連絡してきたお客様がいたようです。

エコや連泊は、新規に比べ在室の可能性が高いので、入室後にベッド・ユニットバスまで確認してくださいね。

また、不安定な私物は別の場所に移動させ、起きがちなミスを防ぎましょう。

まとめ:客室清掃員は手抜きせず丁寧な作業に注意

客室清掃員は手抜きする所とそうではない所で、バランスを取りながらキレイに仕上げています。

確認・報告を忘れないようにしなければ、効率アップや改善策に繋がりますよ。

質の高い仕上げにするために、手抜きせずチャレンジしてみてください。

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